こんにちは~!
松の内も明けて、日常生活が本格的に戻ってきましたね。
越谷市では今日から公立の学校も始まり、いよいよ一年がスタートした感じです。
しかし、今日も朝から寒い!
まあ、冬なんですから寒いのは当然ですが、風邪には注意してくださいね。
さて、今回は「寒邪」のお話です。
昨年に、風邪、湿邪、暑邪、燥邪とお話ししてきましたので、今の季節に相応しい「寒邪」をテーマにしたいと思います。
「寒」という漢字からわかるように、寒邪は冬の主気です。
(気温が低い夏に現れたりもしますが・・・)
冬という季節は寒冷であり、気温が急激に下がります。
この寒邪がどこから人体に侵入するかというと、外気と常に触れている呼吸器官からですね。
ですから、この寒い冬に薄着でいるなど愚の骨頂です!
「いや、私はちゃんと外出時にはコート着てるし・・・」と思った方も多いと思いますが、首元はどうでしょう?
暖かそうなコートを着てはいるのですが、ファッション優先のためか首元はがバッと開いています。
首は冷やしちゃダメなんですよ・・・
こうして易々と人体に侵入した寒邪は体内の陽気を衰えさせるために、寒気や冷えを引き起こします。
いわゆる「風邪の引きはじめ」というのは、この状況を指します。
葛根湯が効果を発揮するのはこの時期だけです。
ですから、わたしは呪文のように「葛根湯は飲むタイミングが重要」と言っております。笑
しかし、この時期はあっという間に通り過ぎるために、寒気から本格的な風邪に移行してしまうのですね。
ここまでくると、鼻水やら咳やら発熱やら咽喉の痛みやらと色々と風邪の諸症状が出てきます。
こうなると、治すのがいささか厄介です・・・
医薬品不足は年が明けてもまだ続いているらしいので、風邪を引かないのが一番です。
それには、肌を外気にさらさないこと。
当たり前ですが重要なことです。
古代中国の季節ごとの養生法にも、「冬は遅く起きて太陽が昇ってから活動し、肌を外気に晒さないこと」と書いてありますしね。
次回から、寒邪の性質についてお話しいたします。
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