共感と共鳴 | 癒しと元気ブログ 東洋医学ってこんなに面白い!

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こんにちは~!

 

今回はブログ読者様からの「共感と共鳴って違うんですか?」というご質問に対する記事になります。

 

まあ、漢字だけ見ると似てますよね・・・

 

とりあえず、正確を期すために辞書で調べてみました!

 

共感・・・他人の気持ちや感じ方に自分を同調させる資質や力。他人の感情や経験を自分自身のこととして理解することにより、他人のことをより深く理解することができる。

 

共鳴・・・他人の考えや行動などに心から同調すること。

 

う~ん、やっぱり似てるかも・・・笑

 

しかしながら、私の印象は相手の考えを理解することは同じでも、「心から」同調する共鳴に対して「一歩下がって俯瞰して見る」共感みたいな感じでしょうか。

 

 

 

 

 

 

うちのお店の子供の患者さんとお母さんを例に上げると、お母さんは自分の子供の苦しさ、辛さを十分に理解しているけれど、自分はその苦しさに巻き込まれず、周囲の意見を聞いて少しずつでも子供の置かれている状況を変えようとするのが、「共感」ですね。

 

(こういうお母さんは少数派です、当然かもしれませんが・・・)

 

そして、子どもの苦しさを理解することは同じでも、自分自身もその苦しさに子どもと一緒になって巻き込まれてしまうのが「共鳴」ですかね。あせる

 

 

誤解を生じると困りますので一言断って起きますと、子どもと一緒に苦しんであげるお母さんの愛情はとても尊いものです。

 

いくら自分の子供とはいえ、自分自身のことではないのにこんなに悩んだり苦しんだりするお母さんは有り難い存在です。

 

しかしながら、相手を助けたいのならば自分は同じ位置にいては相手を苦しみから引き揚げてあげられません。

 

だから、俯瞰して状況を見る力が必要なのですね。

 

母親と子どものケースではありませんが、私も一度だけ苦しみに共鳴し過ぎて、家族四人が全員抑うつ症状になったケースを見たことがあります。

 

このうち、だれか一人でも冷静だったらこうはならなかったと思いますが、悪い方に互いに共鳴しあうとどんどん気持ちが落ちてしまうのですね。あせる

 

うちのお店には抑うつ傾向の女性の患者さんも多いのですが、その方たちが口を揃えていう台詞があります。

 

「うちの主人は、何とかなるよ~とか言って全然私のことを心配してくれません!」

 

奥さんの立場からすると腹も立つでしょうが、「共感と共鳴」の見地から見ると旦那さんの態度は正解なのです。

 

もしも、旦那さんが奥さんと一緒に「どうしよう、どうしよう・・・」とうろたえたりすると、奥さんはますます不安になり旦那さんの方も不調をきたしてしまいます。(経験談)

 

お気楽に聞こえていても周囲の意見は結構正しいことが多いので、奥さんの方も「何とかなるかしら・・・?」くらいに思って頂きたいですね~ニコニコ

 

「俯瞰して見る」ことは当事者だと難しいので、カウンセリングを利用したり主治医の先生に相談することは、状況を客観視することに役立ちますよ。

 

 

 

 

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