西洋薬に使われる生薬成分② | 癒しと元気ブログ 東洋医学ってこんなに面白い!

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こんにちは~!

 

アルカロイドシリーズ続きま~す。ニコニコ

 

今回登場するアルカロイドは「アコニチン」です。

 

エフェドリンはうっすらと聞き覚えのあった方も、「アコニチン?何それ???」となっているのではないでしょうか?

 

アコニチンという成分名には聞き覚えがなくても、その起源植物は結構聞いたことがあると思います。

 

アコニチンの起源植物、それは・・・

 

土曜ワイド劇場の必需品、トリカブトです!笑

 

今までに数え切れないほど、土ワイの帝王、船越英一郎さんが犯人を追いつめる時にトリカブトを握りしめています。

 

「毒殺と言えばトリカブト!」の図式が出来上がったのは、全て土曜ワイド劇場のおかげと言っても過言ではありません。

   

 

                                  

 

 

 

 

 

この有毒成分がアコニチンなんですよね。

 

アルカロイドの定義に「動物の体に直接作用して、多少とも毒性を発揮し」となっていますが、多少どころの騒ぎではありません。

 

結構な毒性を持っており、下手すると土曜ワイドな結果が待っています。あせる

 

ここで、皆さまはこう思ったのではないでしょうか?

 

「そんなに毒性が強いなら、薬にならないじゃん!」

 

その通りです。

 

薬として使うために、トリカブトを下処理してアコニチンの毒性を弱めます。

 

(修治と言います)

 

どんな方法を使ったかと言うと、古代中国では蒸したり、煮たり、焙じたりですかね。

 

現代では高圧蒸気処理によって加工され、加工附子と呼ばれます。

 

漢方薬に配合されているのは、こちらの加工附子ですのでご安心ください!ニコニコ

 

附子の薬効は、「鎮痛、強心、利尿、興奮、新陳代謝の機能亢進」で、超冷え性の私は附子がないと冬が越せません。笑

 

昔の人は凄いですね。

 

普通なら、毒性があったら諦めるのに、何とか加工して使えるようにするんですから・・・

 

次回は、何にしようかな?

 

ちょっと物騒ですが、モルヒネにしましょう!

 

 

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