先生なら何飲みますか?番外編 | 癒しと元気ブログ 東洋医学ってこんなに面白い!

癒しと元気ブログ 東洋医学ってこんなに面白い!

東洋医学の面白さ、健康のヒント、心のケアを中心にお話します

こんにちは~!

 

新型コロナウィルス感染者の人数が減ってきましたね。ニコニコ(埼玉県は3人!)

 

このまま関東全域で終息して緊急事態宣言解除になってほしい・・・

 

(埼玉県は東京都、神奈川県、千葉県と同時解除なのであせる

 

さて、今回は「先生なら何飲みますか?」シリーズ番外編です!笑

 

新型コロナウィルスに感染した場合、初期なら葛根湯、症状が進んで高熱がでたら銀翹解毒散というお話を前回までのブログで記事にしました。

 

本来ならこれで、「ハイ!おしまい!」となるはずなんですが、新型コロナウィルス肺炎の場合、何かあとをひきそうな気がする・・・

 

というのも、今年に限っていうとダラダラと風邪の長引く患者さんが多いのです。

 

 

 

今年は咳止めメチャ使いました~!あせる

 

 

 

 

 

去年までなら、銀翹解毒散まで服用したら、「治りました~!」って感じだったのに、今年はどうも咳が長引く人が多い・・・

 

いや、去年までだって風邪のあとに咳が残る人はいましたよ。あせる(でも、咳の漢方を1週間も飲めば治ってた!)

 

今年は1ヶ月以上ダラダラと咳が長引く患者さんがチラホラといるのです。

 

とは言っても、喘息発作のような激しい咳ではありません。

 

痰が絡んだような軽めの咳がずっと続く、漢方飲んで良くなっても止めるとすぐ咳がぶり返す、たまに咽喉が軽く痛くなる・・・そんな感じですかね?

 

それぞれの症状に合わせた漢方薬を飲んでいれば最終的には治るんですが、今振り返ってみると、「あの患者さんたち、もしかしたら新型コロナウィルス肺炎だったのかも・・・?」という疑いが頭をよぎります。あせる

 

近くの病院やクリニックに勤めている看護師さんのママ友たちに聞いても、「疑わしい人は結構来てるよ~」という恐ろしいお答えが返ってきました。笑

 

やっぱり、そうだったのか・・・あせる

 

新型コロナウィルス肺炎に関係なく私が風邪の後の長引く咳で処方する漢方薬は麻杏甘石湯です。

 

肺熱(肺と気道の炎症)による痰が絡んだ咳に効果があります。

 

 

 

 

 

 

 

そういえば、中国の新型コロナウィルス肺炎の特効薬「清肺排毒湯」にこの麻杏甘石湯の構成生薬(麻黄、杏仁、甘草、石膏)がまるっと入っていましたね~

 

いや~、さすが初期から後期までこれ一つで足りる処方!最初から入っているとは!?

 

たしかに麻杏甘石湯は良い処方で私も良く使いますが、ずっとこれで良いという訳ではありません。

 

風が長引くにつれて肺や気管支が乾燥し、肺気陰両虚の空咳に変わったら肺や気道を潤す漢方薬に変えないといけません。

 

やっぱり、私はその都度処方を変える方が好きだな・・・笑

 

ということで、新型コロナウィルス肺炎が治ったあとの長引く咳には「麻杏甘石湯」を飲みます!(とりあえずですけどニコニコ

 

 

 

癒しと元気HPはこちらです