第61回愛媛マラソンの振り返り | 丘に吹く風

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愛媛マラソンから一日明けて、筋肉痛で全然動けないかと思ったら、意外や意外。あれ? 歩けるし脚も上がるし。なんなら仕事も出来そう。
でもまあ、歳を取るとすぐには出ないと言いますので、後から出るかもね。



では、昨日の愛媛マラソンの様子を記録として書いておこうと思います。


朝、8時半頃ブロ友kokkoさんと会場で落ち合う。

着替えとトイレも準備万端。一応前日に買ったエナジーゼリーをポケットに入れて置いた。

エイドで給食あるから、もしかしたら使わないかも。

後でそれが甘かったと思ったんだけど。



kokkoさんのラン友さんと一緒にスタート前に気合いの一枚。ランシューはYONEX。頼りにしとるよ!

やる気マンマン、意気揚々の頃。

まだ雨は降ってない。寒いから透明のゴミ袋を被っておく。

100均のレインコートも良いけど、家にあった70ℓのゴミ袋に穴を開けて被った。こういうとこケチな性格。スタートブロックに入場する前に、もう1回トイレに行きたくなる。直前でもよおすのはあるあるなこと。



kokkoさんは1つ前のEスタートブロック。

私はF。ゆっくり目に入ったからちょっと後ろ気味。



オープニングのゲストの紹介。野志市長も中村県知事も去年から走らないのね。公務が忙しいからね!

ゲストの浜口京子ちゃんが父親譲りの「気合いだ!気合いだ!」を10連発。と言いながら、数えまちがったか分からなくなったか、それ以上だったような。

気合い入れて会場は盛り上がる。



10時スタートの号砲はいつあったか分からなかった。

Fブロックが動き出すには11分かかった。このタイムラグを埋めていかねば。

この頃、雨がパラパラ降り始めた。でも雨雲レーダー見てみたら、薄い雨雲が少しの間かかっているみたい。きっと大丈夫!晴れ女を信じて、さあ出発!



城山公園の出口では、高橋尚子さんことQちゃんと、浜口京子ちゃん、土佐礼子さんの3人が見送ってくれた。

浜口京子ちゃんはテレビで見るより顔も小さくて細かった。最近ちょっと女らしくなったよね。



坊ちゃん列車からの応援を期待したら、期待通りスタンバってくれてた。 これを撮りたくて、線路側に移動。


途中でここで待ってると連絡くれていた場所に移動しながら、友人の声援を受ける。

平田の上り坂までは順調?

マイペースを死守する為に後ろからどんどん抜かれることはこの時は全く気にはならなかった。

もう雨は大丈夫そう。良かった!



北条に差しかかる辺りで、トップランナーとすれ違う。その後どんどんランナーがゴールへと帰って行く。

私はまだまだこれからというのにな。

ちらほら女性ランナーも見かける。凄いなー

SOの村上裕樹君を探すけど、見つけられなかった。

今日お母さんからラインをもらって、29キロあたりで低体温症で救護車で運ばれたんだとか。

昨日の寒さと強風に体温を取られてしまったか。トップランナー達はナイロン袋なんて被らないもの。雨にも濡れたのもあるかも。 今日は回復したとのことで安心した。

来年またリベンジしようね。



毎回、写真を撮るスポット。

高縄山に向かって走る。 ここあたりから風がいつも冷たいんだけど、まだそんなには辛くはなかった。

マイペース。マイペース。



そろそろ脚が重くて歩きたい。中間地点までは脚を止めないと決めた。

あと半分?不安が募る。そのうち不安しか無くなる。ハーフマラソンならいいのにと思う。



やっと山田屋まんじゅうのエイドにたどり着いた。今年は包み紙に包まれたものを配ってくれた。後であの時もう1つお願いすれば良かったと思うことになるとは、ここではちっとも疑わなかった。

それまでもエイドには食べ物が見当たらなかった。いつもなら中間地点まででも、バナナや飴や和菓子などあったはずなのに。元々配給が少なかったのか、私が遅すぎたからか。塩しか見なかった。



折り返しを過ぎて、やはりなんも無い。こんなの初めて。みかんジュースがあったのでちょっとだけ元気が出た。

脚が攣りそうなので、ポケットに入れてたマッサージクリームを塗る。これが手間取る。中身がなかなか出てこなくて焦る。ストレッチもやって、再スタートした。国道へと折れ曲がる時点で、え? 最終ランナーと書かれた車とすれ違う。うそ?  そんなに私遅かった?

と、やっと自分のペースの遅さに気づく。ここでまず心が折れた。



国道に曲がる手前で、名前を呼んでくれた。ブログをいつも見てくれてるクライアントさんだ! 朝もスタート前に見つけてエールを送ってくれた。一応笑顔で応えとく。ここまで移動して応援してくれていたんだな。Nさん、ありがとうございます!ご苦労さま!

画像使わせて貰いましたよ。

後輩もJRで北条まで行って、わざわざ応援に駆けつけてくれた。顔を見たらやっぱり元気が出る。今年もありがとう!



走ってるのか歩いてるのか分からんくらいのスピード。時間も見てないし、ラップなんて一切見てない。

ランナーズウォッチは使いこなせないからと持ってない。たぶん宝の持ち腐れになるに違いない超アナログ人間。



後半、脚だけじゃなく腹筋も痛くなってきた。去年は往路から同じような腹痛に悩まされて、最後まで痛みとの戦いだった。でも去年より体が重い。
堀江の手前あたりで、沿道の人が、その先の橋のあたりにまだ6時間のペーサーがいるから、頑張ればまだ間に合うよー!と声を掛けてくれた。
えーー!? いつの間に6時間ペーサーとその集団に抜かれたんやろ?  もしかしたらマッサージクリームで手間取っていたあの時か!?
二度目に心が折れる。もうダメだ!

それでも止められるところまでは行こう! と思い直す。1個だけポケットに入れていたゼリーを思い出し、喉に流し込んだ。

鴨川の橋でコールドスプレー持って待ってるよ!と友達がラインをくれていた。

それまでも何度も何度も沿道の人がコールドスプレーを貸してくれた。 エイドは何も無かったけど、私設エイドで沿道の方からの有難いミカンや飴のおもてなしに元気を貰った。心から感謝した。

ラインの通りに待っていてくれた友達が、関門まで4分よー!と教えてくれたので、コールドスプレーは諦めて、かろうじて通過出来た。


当然、坊ちゃん団子は片付けられている最中だった。過去に食べられなかったことは無かった。残念だ!

みかんジュースがあったので、最後のエネルギー補給をして、ここからは諦めないと心に決めて頑張った。

本町がすぐそこ。最後の関門もギリギリセーフ。

だんだん手がじんじん痺れてきた。 本町でもコールドスプレーを持って待ってると言ってくれてた友達のところまではせめて辿り着きたい。

友達が見つけて声をかけてくれた。

スプレーかけてもらって、まだ間に合うと背中を押してくれて最後の力を振り絞る。 ギリギリのところで6時間ペーサーに追い付いた。

あと4分!、あと2分!ガンバレー!の声援で、ほんとにギリギリだと確信する。



踏ん張って踏ん張って、5時間57分23秒でギリギリセーフ。 完走できた!

ほんとはゴールを自撮りしようと思ってたけど、そんな余裕はこれっぽっちも残っていなかった。

ゴール手前で、ブロ友さんが声援してくれてたのに全く気付かず、ごめんなさい!



待望の完走の記念タオルを肩に掛けてもらった。昨年はコロナ禍だったからか手渡しだった。

去年も泣いた。肩に掛けてもらう時にきっと涙があふれるだろうと、スタート前には想像してたにも関わらず、不思議と涙は出なかった。感無量というよりは、心身ともに限界だった。

kokkoさんが、私のゴールを確認して、電光掲示板のとこで待っとるよとラインをくれていた。

ラインを開けてみると、いろんな人から激励やら祝辞やら40件以上も入っててビックリ。とっても嬉しかった!



kokkoさんを見つけたのはいいけど、全身が痺れてきて気分が悪くなって目眩がしてきた。

寒くなるから、先に手荷物取りに行って上着を来たら?と言ってくれて、もうろうとしながら手荷物預かりのブースに近づくと、ボランティアスタッフの子がゼッケンを見て走って持ってきてくれた。 気が利く。有難い!

防寒着を来て、しばらくへたり混んでいたんだけど、カバンの中に息子がくれたビスコがあるのを思い出し、思わず貪るように食べきると、なんだか意識が戻ってきて難を逃れることが出来た。きっと低血糖を起こしてたんだと思う。

危ないところだった。次回からは遅いと給食は無くなるので自分でエネルギー補給の準備はしっかりしておこうと学んだ。


元気が出たところで、電光掲示板の所に戻ると、ブロ友&山友の、てくてくさんとにの。さんが出迎えてくれた。嬉しくて思わず2人にハグしてしまった。

この写真はてくてくさんが撮ってくれたもの。

山友隊長のかめのこさんは、大阪の空の下からラインでエールを送ってくれた。

ブログを通じて交友が深まることにただただ感謝。



疲れきった顔。 でも自分でもよく頑張ったと思う。

振り返ると、スマホで写真を撮る間があったらその時間に走れよ!って誰かツッコまなかったかな?

自分でも思う。(苦笑)

目標タイムを5時間59分59秒なんて冗談言ってたら、ほんとにそれに近かった。

次回はこんなスリルと苦しみは味わいたくはない。

日頃の練習と準備をしっかりしておこうと反省した次第だ。



いつまで走れるか分からないけど、いつまでもチャレンジ精神は持っていたい。

病気になったり事故で死にかけたり、何があるかわからないのが人生。悔いないようにやりたい事はやっておきたい。

また明日からモチベーションを保ちつつ、日々を頑張っていきたいと思う。

自分ととことん向き合えるのがマラソンのいいところだと思っている。 他のスポーツにはない魅力。自分との戦いでもあるけど、自分の発見もある。可能性も感じられる。 マラソンを通じて、体のことも勉強になる。私の人生において、マラソンは大きな存在になっていることは間違いない。それは私にとって得られることがあまりにも大きいからだ。

走れる環境、支えてくれる家族や友人、周りの方々。全てに感謝を忘れてはいけない。


改めて、応援してくれた皆さん、大会関係者の方々、ボランティアスタッフの皆様、沿道の応援の方々、影になり日向になり運営してくださった方々、本当にありがとうございました!



帰りは三男が迎えに来てくれた。いつもなら電話かけてもすぐ出ないのに、すぐ出てくれて迎えに来てくれて、この後息子の奢りで打ち上げもしてくれた。

ビスコも助かった。 三男がちょっと頼もしく感じた愛媛マラソンの一日だった。

打ち上げの様子はまた次回に。


以上、最後まで読んでくださり、直接や陰ながらも応援してくださった読者の皆様、本当にありがとうございました!