日本人の多くが、「人には迷惑をかけてはいけない」と言われて育ちます。
そのため、日本人は非常に人目を気にします。
他人にどう思われるか？
迷惑じゃないか？
他人に迷惑をかけるのは、悪いこと！
人様に迷惑をかけたら申し訳ない！
なので日本人は、非常に他人に厳しいと感じます。
たとえばコロナ禍では、マスクは義務じゃないのに、マスクをしない人は
非難されたり、嫌な顔をされることがありましたよね？
オーストラリアでは、コロナのピーク時期は、公共の場ではマスク義務でした。
なぜかと言うと、義務にしないと、みんなマスクをしないから。
外では外して良いので、外にいる時はみんな外して、店などに入る時だけ
渋々マスク。
で、政府のマスク義務が解除されたら、一斉にマスク生活が終了。
日本とは、全く感覚が違いますよね。
少数派ですが、中にはマスク派の人もいて、それはそれでOKでした。
日本人は真面目だから、「こうあるべき」の人が、非常に多いんです。
たとえば子供の声がうるさいとか、時々クレームになったりします。
もちろん、オーストラリアでも、うるさい子供は時々いますよ。
公共の場で、泣き止まない赤ちゃんとか、小さい子供がうるさいとか。
でも日本のように、「迷惑をかけてはいけない！」という空気は感じません。
インドでは、子供にこんな風に教えるんだそう。
「お前は人に迷惑をかけて生きているのだから、
人のことも許してあげなさい。
そして困っている人がいたら、助けなさい」
そう、助け合いの精神。
だって、子供が小さい時は、どうしたって、人の手を借りなければ
ならない時があります。
人に厳しいことを言っている人だって、幼少・子供時代に、誰かに迷惑を
かけて、助けられている可能性が高いんです。
誰にも迷惑をかけないで生きている人って、いないですよね？
だから、日本人のような教えではなく、インド人のように考えると楽。
日本人は、「本当はこうしたい、でも相手に迷惑かも？」と思って、行動しない人が
多いんじゃないかと思います。
あなたは、人に迷惑をかけることに敏感になり過ぎて、
他人優先に生きていませんか？
人に迷惑をかけられない人は、他人の行動を受け入れ
られません。
誰もが、他人に迷惑をかけて大きくなったのだから、その分、他人も助けて
生きる方が、迷惑をかけない生き方より、幸せが大きくなります。
人はみんな得意、不得意がありますよね？
それは、自分ができないことを、みんなで助け合って生きるため。
特に、小さい子供がいる親は、他人の目を気にし過ぎず、その分
自分も困っている人を助けようと思って、行動してください。
迷惑をかけても、お互い様。
広い心で、助け合って生きましょう～。
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