あなたは、人から誘われたり頼まれると、つい引き受けてしまう
と言うことはありませんか？
本当はやりたくない残業、休日の仕事、気が進まない人との
食事や飲み会など。
特に日本人は、断ったら悪いとか、相手に気を使い過ぎる
傾向があります。
じつは、私もそのタイプだったりします。
日本人は、基本的に断るのが苦手ですよね。
良い人間関係を壊したくない、迷惑をかけたくないという気持ちが
とても強いんです。
それは日本人の良い所ですが、それが裏目に出ることもあります。
でも、
嫌なことを断らないのは、失うものが大きい
と言うことを、知っておいてください。
つまりそれは、
自分の大切な時間と、エネルギーを無駄にすること。
以前、オージーの職場で働いていた時。
私の役職はかなり自由がきいたので、上司によく、
別の仕事を頼まれることがありました。
最初はそれなりに収入も増えるから、全部OKしていたの
ですが、2年もすると段々ストレスになって来ました。
それを同僚に言うと、
「嫌だったら、NOと言いなさい」
と言われました。
全く、その通り。。。
私が、
「でも、他にあんまりできる人がいないから」と言うと
「それはあなたが心配することじゃない。
他にできる人を探すのは、上司の仕事。
もし、その時間に仕事ができなくても、あなたのせいではない。
You can say NO
と言われました。
その同僚は、娘の誕生日などは、休みを取ります。
誰かが、彼女の仕事の穴埋めをしなきゃいけないけど、
それは気にしないそうです。
彼女は、自分の優先することは優先する、
という線引きがきちんとできる人。
それは、私が同僚から学んだことです。
特に日本の職場環境だと、人手が足りないから、簡単に
休めないということが多いですよね？
私は、日本でもオーストラリアでも、日本企業で働いていたので
休みが取りづらい環境で、我慢して働いていました。
なので、オージーの職場でも、我慢して働く癖になっていたんです。
でも
自己犠牲をしていると、心も体も病んで来ます。
自分以外に働く人がいないのは、上司が改善する必要がある
ことだったりしますよね。
自分が無理をし続けている限り、どんどん不幸になります。
そうならないためには、断ることを始めなくてはいけません。
まず、
断るのが苦手な人は、断る準備と練習が必要です。
準備① この時は断る、という、自分のルールを決める。
たとえば、週末は必ず確保するとか、家族との時間、自分が
大切にしたいことの時間は犠牲にしない、など。
最初から、自分の中でここの線引きを明確にしておかないと、
相手次第で、「つい」OKと言ってしまったりします。
自分の人生での、優先順位を明確にしましょう。
準備② 断る時の返事を前もって用意する。
断るのが苦手な人は、誰かに誘われたり頼まれると、つい
「う～ん」とか「え～と」と迷いがちです。
迷っていると、相手から強くお願いされやすくなり、もっと断りにくく
なります。
なので、断る理由を準備して、迷わずにすぐ断ることがポイント。
準備③ 小さな所から、断る練習をする。
特に支障のない人、たとえばセールスだったり、街角や
店などでパンフレット配布や試食の勧誘の人がいたら、断る
練習をするのも良いかも知れません。
普段から、自分に必要ないものはNOと言えるようにしましょう。
断れないことは、自分はもちろん、自分の家族や身近な人にも
ストレスになります。
幸せになるために、自分が本当にやりたいことに
時間とエネルギーを使ってくださいね。
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