国鉄(JR東日本)417系電車 | としの鉄なお部屋

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こんばんは(^∇^)

今日は一日研修センターに行っていました。
ちょっと家から遠いのですが…SUBWAY

昨日交直流両用近郊形電車の写真を紹介しましたが、近郊形電車としては1形式抜けていました。
それが、仙台地区で活躍した417系電車です。
昨日紹介した車両たちは3扉セミクロスシートの車両でしたが、こちらは2扉セミクロスシートの車両です。ホーム高さの低い線区で使用できるようにステップ付きの客用扉と、寒冷地用として半自動扉を有しています。
3両編成5本が製造されて仙台運転所(当時、現仙台車両センター)に配属されました。
新製当初は冷房準備工事車で落成して、民営化後に冷房改造されています。
まず国鉄時代の写真です。
1984年1月 東北本線442M 撮影駅不明
$としの鉄なお部屋-417系198401
この頃は冷房準備車でした。

この電車は交直流両用ですが、直流区間での使用は落成直後の試運転と仙台への回送時のみしかなかったようです。ちなみに全車日立製作所笠戸工場(山口県)で落成しています。

民営化後冷房改造を受け、まだローズピンクで走っていた頃です。
1990年4月12日 東北本線 大河原~船岡にて
$としの鉄なお部屋-417系19900412大河原-船岡
船岡城址公園から俯瞰したので、ちょっと車両が小さいです(;^_^A
この翌年に撮影した時には、東北地域本社色に塗り替えられていました。

東北地域本社色(グリーンライナー)化された後、廃車までこの塗装で活躍しました。
2002年6月19日 東北本線 品井沼~鹿島台にて
$としの鉄なお部屋-417系20020619品井沼-鹿島台
国鉄の財政悪化に伴い、わずか5編成で製造が打ち切られてしまった、悲運の電車とも言えます。
状況が違えば北陸本線や九州地区、東北北部等でも活躍したかもしれません。

本系列は2007年7月1日、E721系電車の増備に伴い、全車が運用を離脱しました。これで仙台地区のJR電車は基本的に全てステンレス車になってしまいました。
現在は第1編成が阿武隈急行に譲渡されて、塗装変更等を受け活躍しています。

あまり注目されることもなく、また両数が少なく、旧急行形の陰に隠れて撮影のしにくい電車でしたが、スタイルのバランスがよく、出会えると嬉しい好きな車両の一つでした。

長くなりましたが、それではまたena

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