飲料概論(ソムリエ/ワインエキスパート試験対策) | ワインの部屋 知識があればワインはもっと美味しい❤️

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出会ったワインを勉強も兼ねてちょっと深掘り。
毎日、ワイン開けるわけではないので、ないときはソムリエ/エキスパート試験対策や日本ワイン検定の話も織り込んでいきたいと思います。

ミネラルウォーター

ミネラルウォーターの硬度と軟水、硬水

カルシウムイオン、マグネシウムイオンの量を炭酸カルシウム量に換算したもの。

WHOでは120mg/ℓ未満は軟水

教本p72の表のポイントを覚えましょう

ナチュラル:物理的・化学的処理を行なってはいけない(処理を行うとナチュラルか外れる)

単にミネラルウォーターとなると"本来成分を変化させる処理を行ったもの)

ボトルドウォーターとなると"原水か地下水以外のもの"も含まれ、地下水でも"本来成分を大きく変化させたもの)

 

日本のウォーター市場の推移について

1980年台後半 自然・健康ブームなどからミネラルウォーターが家庭用市場にも広がり始める

1990年台 1996年4月に国産小容量ペットボトル製品の販売が解禁、ミネラルウォーターの飲用機会が広がる

2000年以降 健康志向の高まりなどにより市場の拡大進む

 

日本の国民1人あたりの年間消費量推移

2007年からは19.7ℓ前後で安定

2011年 東日本大震災の影響もあり24.8ℓと大きく伸長

2022年 37.7ℓと引き続き伸長

 

p73[ミネラルウォーター一覧]

特徴的な部分は必要になるかもしれません。

硬度が一番高いものはどれか?とか出そうじゃないですか?

 

日本茶

*日本茶だけは気合いが入っているなあ・・。記載方法も含めて大きく変わっていますね。

 

茶(Tea)はツバキ科のチャの葉や茎から作られる

世界の「Tea」は一般には紅茶で世界の茶生産量の66%は紅茶、日本の「お茶」は一般に緑茶

緑茶は茶の葉が持つ酸化酵素の働きを止めて作られる不発酵茶(日本では酸化酵素の止め方に一般に「蒸す方法」が使われる)

*p 74表1〜3参照

国内の主産地は静岡県、鹿児島県、三重県で、これら上位3県で全生産量の8割を占める

日本茶の分類(p 75の表4に収束しています

日本茶の主な成分はカテキン類、カフェイン、アミノ酸類テアニンは茶のアミノ酸類濃度の半分を占める)

緑茶は煎茶(玉露、ほうじ茶、番茶、玄米茶など)、抹茶、玉緑茶に分けられる

玉露:収穫前に約20日遮光、覆い香(青のり様)、うま味がある

ほうじ茶:仕上げ加工で焙煎を強くかける、香ばしくスッキリ

玄米茶:炒り米をブレンド、炒り米の香ばしさ+さっぱり

抹茶:広げて揉まず乾燥させた原料の「てん茶」を石臼などで挽く、覆い香(青のり様)、うま味がある

 

日本茶の市場

今日の日本茶は「リーフ茶」「ドリンク茶」「食品素材(抹茶アイスなどの抹茶の食品利用)」が主な消費形態

日本全体の緑茶消費量におけるドリンク比率は2013年以降は30%を超える(2020年で45%程度)(p 77図7参照)

 

紅茶

ツバキ科ツバキ属のチャの木のうち特にその変種とされるアッサム種および中国種の生葉を原材料として、その製造過程で茶葉に含まれる酸化酵素を充分に働かせて製造されたもの

紅茶のグレイド(p78表11参照)

製造工程の最後で篩にかけてサイズ分けを行い区分される。品質の良し悪しではない

オレンジ ペコー > ブロークン オレンジ ペコー > ブロークン オレンジ ペコー ファニングス > ダスト

産地と特徴(p78表12参照)

アッサム 北インド コク味のあるストロングタイプ。ミルクティーに合う

ダージリン 北インド フルーティーな香りを持った産出量の少ない貴重な紅茶

ディンブラ スリランカ・西部山岳帯 香味のバランスのよいオーソドックスな紅茶

ジャワ インドネシア・ジャワ島 スパイシーな香りとマイルドな味わい

紅茶の分類

紅茶製品の区分

オリジン・ティー 生産国名、生産地名、茶園名などで区分したもので、原則的にそれ以外のものをブレンドしない

ブレンド・ティー 各国・各産地の紅茶をブレンドしたもの

フレーバード・ティー 特徴のない乾燥した紅茶の茶葉に、花や果実などの「香料や精油成分など」を吹き付けて加工したもの

 

包装・商品形態

ルーズ・ティーあるいはリーフ・ティー 特に加工せず、茶葉を容器に詰めて販売されるもの

ティーバッグ 主としてCTC製法茶葉や小型サイズの茶葉を計量しフィルターで包んだもの

インスタント・ティー・ミックス 原料茶を抽出加工して粉末状にし、砂糖やぶどう糖などで甘味をつけ、レモンなどの香料その他を添加したもの

紅茶飲料(RTD) 原料茶を加工して紅茶エキスを抽出し、これに香料、ミルク、甘味料その他を加えて希釈、レトルト加工したもの

 

コーヒー

アカネ科の熱帯性低木コーヒーの木の種子

ほとんどがコーヒーベルト(南北緯25度、北回帰線と南回帰線の間)で生産

コーヒーにはアラビカ種、カネフォラ種(一般にロブスタ種と呼ばれる)、リベリカ種の3種あり前2種が現在商業的に栽培される

焙煎(ロースト)、配合(ブレンド)、粉砕(グラインド)によりバリエーションを作る

コーヒーの産地

モカ エチオピアのモカハラー、イエメン産のモカマタリ、独特の香りとまろやかな酸味とコク

マンデリン インドネシア・スマトラ島 深いコクとなめらかな苦味と酸味のバランス

ハワイ・コナ バランスの良い豊かな酸味と甘い香り

ブルーマウンテン ジャマイカ 酸味、甘味と全ての調和がとれ、風味、芳香が優れている

コロンビア 甘い香りと柔らかな酸味、まろやかなコク

ブラジル 柔らかな酸味と適度な苦味と香り

グアテマラ 甘い香り、上品な酸味、芳醇な風味

カロシ、トラジャ インドネシア・スラウェシ島で採れる。カロシ地区、トラジャ地区のコーヒー豆、キレの良い上品な苦味と甘味

キリマンジャロ タンザニア産、豊かな酸味と甘い香り、上品な味わい

 

コーヒーの成分

コーヒー100ml中には約60mgのカフェインが含まれる

クロロゲン酸などのポリフェノールが豊富