アメリカ1(ソムリエ/ワインエキスパート試験対策) | ワインの部屋 知識があればワインはもっと美味しい❤️

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出会ったワインを勉強も兼ねてちょっと深掘り。
毎日、ワイン開けるわけではないので、ないときはソムリエ/エキスパート試験対策や日本ワイン検定の話も織り込んでいきたいと思います。

 

ナパ・ヴァレーのヴィンヤード

 

アメリカ(概論)

ブドウ栽培面積40.8万ha ワイン生産量2927万hl

国内ワイン消費量3649万hl(2022年世界最大)→教本p130左では”・・・、アメリカは増加傾向を維持して・・”とありますが、2021年のデータより減ってるよね・・・

カリフォルニア州が全生産量の80%を占める

 

歴史

アメリカ東部

ヴィティス・ラブルスカが自生、ヨーロッパからのヴィティス・ヴィニフェラは未知のフィロキセラと寒さのためうまくいかず、交配、品種改良でニューヨーク州、ニュージャージー州、ヴァージニア州などでワインが造られるようになった

アメリカ西部

大陸発見当初からスペインによる植民地化が進みスペイン原産のワイン用ブドウがもたらされた

 

18世紀後半 フランシスコ修道会バハ・カリフォルニアから北上、沿岸にスペイン原産ワイン用ブドウがもたらされる

1920年~1923年 禁酒法

1976年 パリ・テイスティング

      フランスvsアメリカ シャルドネ、ボルドー品種ともにナパ・ヴァレーの勝利、世界に衝撃

1978年 ワイン法制定

 

アメリカ国内ランキング

栽培面積

1.カリフォルニア 2.ワシントン 3.オレゴン 4.ニューヨーク

ワイン生産量

1.カリフォルニア 2.ワシントン 3.ニューヨーク 4.オレゴン

 

*ここはアメリカワイン=カリフォルニアワインといったところですね。ニューヨークの位置に注意です。

 

ワイン法と品質分類

TTA(アルコール・タバコ課税及び商業取引管理局)が管理

米国政府認定ブドウ栽培地域(AVA)

 

1.産地の表示

①75%以上表示された国、州、郡で収穫されたブドウを使用

→国、州、郡名表示可

②85%以上同一AVA内で収穫されたブドウを使用

→AVA表示可

③95%以上同一畑で収穫されたブドウを使用

→畑名表示可

 

*アメリカは各州で独自の表示規定があり、一見複雑そうですが、これが基本になります

 

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2.ブドウ品種表示

TTAが認めた品種を75%以上使用した場合表示可

3.収穫年表示

①AVA表示の場合 

同一年収穫のブドウを95%以上使用した場合表示可

②AVA以外の原産地(国、州、郡)表示の場合

同一年収穫のブドウを85%以上使用した場合表示可

4.規定アルコール量

テーブルワイン

7~14% 14%以上はその旨記載 補糖は不可

デザートワイン

酒精強化により14~24%のもの

5.エステイト・ボトルド

生産者元詰め、原料となるブドウを栽培する畑とワイナリーが同一のAVAに存在し連続したプロセスでブドウ栽培からワイン生産を行った場合表示可

 

オーガニック認証制度

USDA Organic

・100%Organic の表示:原料が100%オーガニック認証を受けている。亜硫酸塩を添加していない

  →ラベルにUSDA Organicのロゴマークと認証機関のロゴマークを表示することができる(任意)

・Organic の表示:原料の95%以上がオーガニック認証を受けている。亜硫酸塩を添加していない

  →ラベルにUSDA Organicのロゴマークと認証機関のロゴマークを表示することができる(任意)

・Made with Organic Grapes の表示:原料の70%以上がオーガニック認証を受けている。亜硫酸塩の添加は100ppm未満

  →ラベルにUSDA Organicのロゴマークも認証機関のロゴマークも表示することができない