ステレンボッシュのヴィンヤード
南アフリカ
ブドウ栽培面積 約9.0万ha ワイン生産量865万hl(世界第7位)
ワイナリー数524軒
南緯27度〜34度に位置
地中海性気候
国内6つの州でワインが生産される
ワイン生産の中心は西ケープ州(9割は西ケープ州で産出)
西ケープ州はベンゲラ海流の影響により緯度のわりに冷涼
歴史
1655年 ヤン・ファン・リーベックがブドウ栽培開始
1659年(2月2日)初めてワインが作られた
1918年"南アフリカワイン醸造者協同組合連合(KWV)設立(2002年には
完全に私企業化)
1925年ステレンボッシュ大学のアブラハム・ペロード博士ピノタージュ
(ピノ・ノワール×サンソー(エルミタージュ))開発
1973年ワイン法(WO)制定
1993年ワイン法改定、新たに州域(GU)制定
1994年アパルトヘイト廃止
主なブドウ品種
(注)数字は全体のランキングです。設問により"白用品種で2番目は?"とか"白、赤品種で3番目は?"と聞かれる場合があります。
白ワイン用品種
1.シュナンブラン(スティーン) 2.ソーヴィニヨン・ブラン 3.コロンバール
赤ワイン用品種
4.カベルネ・ソーヴィニヨン 5.シラー 6.ピノタージュ
ワイン法と品質分類
W.O.
品種、ヴィンテージは表示する品種やヴィンテージのブドウを85%以上使うこと
W.O.の産地名を表示する場合は100%同産地内のブドウを使用すること
州域(G.U.)は西ケープ州など6州が制定されている
西ケープ州には6つの地域(Region)がある(ワイン生産に関しては5つ)>地区(District)>小地区(Ward)
産地
西ケープ州
1.コースタル・リージョン 南アフリカワイン生産の中心
①ステレンボッシュ地区
ケープタウンに次ぐ南アフリカだ2番目に古い街
南アフリカ最大のブドウ栽培面積
②パール地区
KWVのホームタウン
③フランシュック/フランシュフック・ヴァレー
キャップ・クラシックの産地としても名高い
④ダーリン地区
高品質ソーヴィニヨン・ブランの先駆者的存在
⑤スワートランド地区
西ケープ州最大の地区
⑧ケープタウン地区
コンスタンシア小地区は南アフリカワイン発祥の地、ヨーロッパ貴族に愛されたデザートワインが産まれた
2.ブレード・リヴァー・ヴァレー地域
南アフリカのブドウ栽培面積の1/3を占める
肥沃なブレード川沿いに広がる
白品種の生産が多く、シュナン・ブランとコロンバールの主要生産地
⑪ロバートソン地区
コロンバールが多いがシャルドネに定評、酒精強化ワインも古くより定評、キャップ・クラッシックの評価も高い
⑫ウスター地区
ブレード・リヴァー・ヴァレーの中心
世界最大のKWVのブランデー蒸溜所がある
3.ケープ・サウス・コースト地域
西ケープ州最南端で冷涼
⑬エルギン地区
アップルタイザーの本社・工場ある
エレガントで果実味豊かなワインを生む。とりわけソーヴィニヨン・ブランの評価が高い
⑭ウォーカー・ベイ地区
高品質のシャルドネ、ピノ・ノワール、安定して品質の高いピノ・タージュで知られる
⑮ケープ・アガラス地区
アフリカ最南端
ソーヴィニヨン・ブラン栽培適地として知られる
4.クレイン・カルー地域
5.オリファンツ・リヴァー地域
最大の・・とか最南端の・・とか問題にしやすいですよね~
ワード\_(・ω・`)ココ重要!
・ケープドクター
春から夏にかけて南東から吹く強い乾燥した風(このため防虫剤や防カビ剤使用も最小限に抑えられる)
・ケープブレンド
赤ワインではピノタージュを30〜70%使用したワイン、白ワインではシュナン・ブランを主体としたブレンドワイン
・キャップ・クラシック
瓶内二次発酵で作られたスパークリングワイン
・コンスタンシア(Vin de Constance)
18〜19世紀に一世を風靡した甘口デザートワイン