酒類飲料概論2ビール(ソムリエ/ワインエキスパート試験対策) | ワインの部屋 知識があればワインはもっと美味しい❤️

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出会ったワインを勉強も兼ねてちょっと深掘り。
毎日、ワイン開けるわけではないので、ないときはソムリエ/エキスパート試験対策や日本ワイン検定の話も織り込んでいきたいと思います。

 
ビール
日本でのビールの定義
麦芽、ホップ、水、及び麦その他の政令で定める物品(麦、とうもろこし、こうりゃん、ばれいしょなど。加えて2018年度より麦芽の重量の10分の5の範囲内で果実又はコリアンダーや香辛料、ハーブ、花、蜂蜜等)を原料として発酵させたもの。
原料中の麦芽の量がホップ及び水以外の重量の合計の100分の50以上のもの
前述の酒類にホップまたは政令で定める物品を加えて発酵させたものでアルコール分が20度未満のもの
 
ビールの3大発明
パスツールが発明した低温殺菌法(パスツリゼーション)
ハンセンが発明した酵母の純粋培養法
リンデが発明したアンモニア冷凍機
 
ビールの生産・消費
2021年の世界のビール生産量 約1.86億kℓ
中国が19年連続1位(日本は8位)
一人当たりの消費量はチェコが29年連続1位
 
主原料二条大麦(一部小麦麦芽を使用することあり)、ホップルプリンの働きにより苦み、香りを与える)
副原料:麦、トウモロコシ(コーン)、デンプン(スターチ)等
主原料のデンプン等多糖類を糖化して単糖類としたうえで発酵を行う。(ワインはブドウが水分を含み、ブドウ糖は単糖類のため糖化の工程が必要ない)
 
とりあえず教本の”世界の主なビール”を覚えましょう。発酵形式で3つに分かれますので、数の少ないものを覚えて、それ以外は消去法でよいでしょう。この方法はシャンパーニュ地方のグランクリュを覚えるのにも有効です。数の多いのは極端にいうと覚えないとか・・。やりすぎか・・??
 
下面発酵
ピルスナー:チェコのプルゼニュ(ドイツ語でピルゼン)生まれ。淡色。日本のビールはこのタイプが多い。
ボック:ドイツ バイエルン地方で発展。現在は淡色が多い。芳香でコクがある。アルコール6.0~6.5度。
自然発酵
ランビック:ベルギー ブリュッセル地方で造られる。1~2年かけて自然発酵する。チェリーやラズベリーも加えたフルーツビー.ルあり。
上面発酵
・エール:よく聞きますよね?イギリスで発展したビールです。香味の効いたビールです。
・アルト:ドイツ デュッセルドルフで発展。濃色ビール。
・バイツェン:ドイツ バイエルン地方で発展。淡色。苦味が少なく炭酸が強い清涼感あるビール。
・トラピスト:ベルギーの修道院で造られていた。濃色。アルコール6.0~10.0度。
・スタウト:スタウトといえばイギリスのギネスですね。

 

上面発酵、下面発酵は酵母の性質により、発酵終了後時に酵母が沈降するものが下面発酵、発酵中に酵母が表面に浮かぶものが上面発酵