【岩手未来機構メールマガジン】11月30日・列車特集号 | NPO法人岩手未来機構のブログ

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NPO法人岩手未来機構です。
活動報告などのお知らせを書いていきます。

NPO法人 岩手未来機構 賛助会員・会員の皆様へ
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>> 落ち葉も散り敷かれ、山々の頂きも雪化粧してまいりますと、冬が駆け足で近付いてくる気配を感じます。
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>> 賛助会員、会員の皆さまおかれましては 益々ご健勝の事と お慶び申し上げます。
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>> 又 日頃より 暖かな 御支援を賜り 誠に有り難く 厚く御礼申し上げます。
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>> 今月のメルマガは、当機構の列車が岩泉町へ寄贈されたことに寄せて、「列車特集号」とさせていただきました。
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>> ご高覧の程 、どうぞ宜しくお願い申し上げます。(岡本)
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>> <目次>
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>> 1. 列車プロジェクトについて 
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>> 2.  メディア掲載
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>> 3. 列車移送レポート
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>> 4 クラウドファンディング「READY FOR?」への取り組み
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>> 5. 募金募集活動
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>> 6. 列車に寄せて 「理事長随想」 
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>> 1☆ 列車プロジェクトについて
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>> 東日本大震災以降、沿岸部での宿泊施設不足が深刻と知り、復興支援の一環として
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>> 昨年3月に引退した寝台特急「日本海」の寝台車3両を譲り受け、「観光拠点」と「こどもたちのスポーツ交流拠点」、
>> この2つの目的をもって この列車を活用しようと、当機構の列車ホテル事業はスタートしました。
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>> 当初はいくつかの自治体での開業を進めておりましたが、様々な紆余曲折を経た結果、このたび、岩手県下閉伊郡岩泉町にある「ふれあいランド岩泉」に設置されることが、岩泉町の9月定例議会において正式に了承されました。
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>> 「ふれあいランド岩泉」は、道の駅に隣接する総合レジャー施設で、グラウンド・野外ステージ・キャンプ場・コテージなどがあり、当機構の列車は、ここで、主に子どもたちの宿泊施設として、利用される予定です。  
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>> 列車は11/20に盛岡駅貨物ターミナル駅を出発し、翌11/21に岩泉町に無事到着しました。
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>> 被災地復興と子供達のために、列車ホテル事業に100万円のご寄付を下さいました真言宗豊山派青年会の皆様、
>> 計画を変更するにあたり、岩泉町へ大きな橋渡しをして下さった高橋ひなこ顧問。 顧問には、石破幹事長様へのお口添えを頂くなど、本当にに多大なお力添えを戴きました。
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>> ここに心からの感謝と共に申し添えさせて頂きます。
>> 私たちは、これまで多くのワークショップを通して、沢山のお子さんたちと接して参りました。
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>> 福島の子供たちが、自然豊かな岩泉町で思いっきり遊べるように…。
>> 福島・岩手・宮城、震災という決して忘れることができない経験をした子供たちが、スポーツ・学び・遊びを通して仲良くなれるように…。
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>> 子供達の交流の場として沢山の笑顔が見られるよう、この列車に役立って欲しい。
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>> それが私たち岩手未来機構の願いでございます。(茄子川) 
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>> (列車プロジェクトの詳細につきましては、当機構のHPをご覧くださいませ)
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>> 2☆☆ メディア掲載
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>> 移動に伴い、列車は多くのメディアで取り上げられることとなりました。
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>> その最初の皮切りとなったのが11月14日の岩手日報。
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>> 「岩泉に列車ホテル」というスクープ記事が朝刊第1面に掲載されました。
>> http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20131114_
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>> 「町に善意のブルトレ」というサブタイトルもあり、岩泉町が 当機構から復興支援として希少価値のあるブルートレイン=寝台特急日本海の三両の寄付を受けたという記事です。来年夏、ふれあいランド岩泉に「列車ホテル」を開業し、震災により不足している被災地の宿泊施設として活用、町はスポーツ合宿誘致にも力を入れる。とありました。
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>> 20日のNHK盛岡の夕方のニュース=「おばんです岩手」では・・・日本海の・A寝台一両・B寝台二両の内部を細かく取材。
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>> 野原氏は今回の取材のなかで、列車購入の経緯や、岩泉町に寄贈がきまった流れ、今後スポーツをする子供達や団体・被災三県の子供達・芸術家達にも活用をしてもらえたらうれしいとお話されておりました。
>> 7分という、ニュースとしてはとても長い時間の放映でした。
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>> 翌21日はIBCの夕方のニュースエコー「一刀両断」という枠で取り上げられました。
>> http://news.ibc.co.jp/item_20899.html 
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>> 岩泉線が廃止になることが正式決定し、住民は移動手段が断たれた事に落胆。
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>> 地元商店街も年々淋しくなっていく様子や、龍泉洞温泉の宿泊施設では 列車模型を走らせることのできるジオラマの製作を完成させながら、鉄道ファンなどの集客も見込んで町の活性化もはかりたいという方向性が取り上げられる中で、朗報として東北唯一の列車ホテルが来年できるという流れに・・・
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>> 野原副理事長の「列車ホテルが地域経済の活性化と子供達が笑顔になれるような観光資源として活用してもらえれば」という言葉で番組は締め括られました。
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>> その後、
>> 11月22日岩手日報には、「ブルトレ車両が到着 列車ホテル整備へ」
>> http://www.iwate-np.co.jp/hisaichi/y2013/m11/h1311223.html
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>> 11月26日河北新報「列車ホテルで再出発 被災地支援NPO、岩手・岩泉町に寄贈」
>> http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131126t35005.html
>> こういった報道がされる中、岩泉の経済観光交流課の担当者である田鎖様からは「岩泉の子供たちから、早く列車に泊まりたい、という声も聞かれるようになったんですよ」、と嬉しそうにお話し下さいました。
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>> 来春、子供たちの笑顔が見られる日が待ち遠しいものです。(田村)
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>> 3☆☆☆ 移送レポート
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>> 11月の20日、21に行われた列車の移送。
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>> 新聞やテレビなどではお伝えしきれないその様子を、ここでは写真で振り返ります。
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>> 11月19日、列車の本体部分と車輪部分が切り離され、20日の夜9時から、輸送が始まりました。
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>> 冷たい雨の中、約8カ月間、お世話になった盛岡貨物ターミナル駅を厳かに出発します。
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>> 三ツ割交差点付近。
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>> 道路を走る列車。通常の車と同じ速度位の、思ったよりも速いスピードで運ばれていきます。
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>> 途中、早坂高原辺りでは雪が降り 道路状況が心配されましたが、その雪も 列車がお嫁入りするための雪化粧だったのかもしれません。
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>> 朝の岩泉町「ふれあいランド」に置かれた列車は、広々とした風景の中、本当に幸せそうでした。
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>> 列車を運んで下さった皆さん、お疲れさまでした!関東からいらして下さったそうです。
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>> 青い空の下、日本海号3両は圧巻の迫力でした。
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>> 岩泉町へ、寄附書をお渡し致しました。左は岩泉町経済観光交流課の應家課長様。
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>> 現在は設置場所の整備がまだ進んでいないことから、同敷地内に仮置きされております。
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>> 4☆★クラウドファンディング「READY FOR?」への取り組み 
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>> クラウドファンディングとは、インターネットを介して不特定多数の方々から資金(支援金)を集めるサービスです。
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>> 「READYFOR」 は日本で最初のそして最大のクラウドファンディングサービスで、これまで日本最大の合計3万人から約3億円が支援されているもので、このたび、当機構の列車プロジェクトでも、移送費用の一部に充当するため、こちらに取り組むことと致しました。
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>> 「READYFOR」 https://readyfor.jp/about_more のサイトでは、広く一般に寄附を募り、その寄付額に応じた「引き換え券」を支援者へ交付します。
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>> 目標額に達すれば、その引き換え券は有効になりますが、目標額に達しない場合、そのプロジェクトは不成立となります。
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>> 当プロジェクトでの目標金額は200万円。岩泉町と共同しての取り組みとなっておりますので、ぜひご協力をお願い致します。
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>> プロジェクトのリンク先アドレスは https://readyfor.jp/projects/BLUETRAIN でございます。
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>> 3.000円ではポストカード、10.000円は一口車掌認定証と岩泉町の物産(わさびドレッシング・ヨーグルトドレッシング・練りわさび)などが引き換え券となります。
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>> また、岩泉町様の大きなご協力により、100.000円の引き換え券では、開業前の丸1日、1車両を貸し切る権利を交付させていただく事となりました。
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>> 私共では、何としてでも200万円の目標額を達成したいと願っております。皆さまのご協力を、深く、深くお願い申し上げます。
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>> 5★ 募金募集活動
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>> 現在、列車サポーター募金のチラシが完成し、1口2.000円からの募集が始まりました。
>> 只今、事務局では広報活動に努めております。
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>> また、交友社様のご厚意により、雑誌「鉄道ファン」のHPに無料でバナーを掲載させていただいております。
>> http://railf.jp/railfan.html 
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>> 現在、様々な取り組みにより、当機構HPへのアクセス数は、飛躍的に伸びてございますことをご報告させていただきます。
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>>  6★☆ 列車に寄せて 「理事長随想」
>>  もう60年以上も昔のことなので記憶もアヤフヤだが、鉄道というと条件反射みたいに私の脳裏に浮かんでくる忘れられない光景がある。
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>> 1959(昭和34)年秋のこと、当時中学3年だった私たちはJR品川駅の海側に広がる広場に朝早くに集合した。
>> 関西への修学旅行に出掛けるためにである。利用する列車は、その前年に修学旅行用にデビュー・導入されたばかりの新造車両「ひので」号である。
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>> 品川駅を午前8時頃に出発して夕方5時頃に目的地京都に着く、当時の国鉄の運行ランクで言えば急行、あるいは準急並みの速さに匹敵する、たかが中学生の修学旅行には贅沢な車両だった気がするものだった。
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>> 日本が戦後の混乱からようやく抜け出て、教育環境にも政治の配慮が届き始めた頃のことなのだろうか。
>> 「ひので号」が順調に進んで浜名湖を過ぎ、大都会名古屋に差し掛かってきた時、車窓に広がる光景を眼にして私は言葉を失った。
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>> 迂闊にも、その前日に日本を襲った大型台風「伊勢湾台風」のことをすっかり忘れていたのである。
>> 車窓から眼にする名古屋の街の光景は、一面が真っ黒な泥水に覆われた悲惨なものだった。線路際の二階建ての民家の屋根の上に、前日の夜にようやく持ち出して広げた布団を干して呆然と立ち尽くす男性の姿を見て、楽しかるべき修学旅行気分はすっかり抜けてしまった。
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>> その日から50年近く経った現在、新幹線が名古屋付近を通過する際には眼を凝らして伊勢湾台風の痕跡を探してみるが、そんなものは微塵もない。
>> すべては、その頃好きになって、60年以上も経った現在でも年賀状のやり取りを続けている私の初恋の人の記憶と共に、私の中でセピア色の思い出になってしまった。
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>> 木村要一
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>> 「列車特集号」、いかがでございましたでしょうか。
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>> 列車がお嫁に行き、少しだけ寂しく…またこれからの幸せを願う気持ちは、まるで子供をお嫁に出した親の様な気持ちでございます。
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>> そんな中、11月も今日が最終日。今年もいよいよ押し迫り、師走の寒さはひとしおでございます。
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>> お風邪など召されませんよう、お身体どうぞご自愛下さいませ。
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>> 事業内容への、ご不明な点につきましては、ご遠慮なく事務局までお知らせ下さいませ。
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>> また、ご意見やご助言も賜りたく存じます。
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>> お気づきの点などございましたら、何卒ご指導の程、よろしくお願い申し上げます。
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>> 当機構へのご寄付は以下の口座でご寄付を受付ております。
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>> ご支援、何卒よろしくお願い申し上げます。
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>> 郵便局 振替口座 記号番号 02280-8-113172  口座名義 特定非営利活動法人 岩手未来機構
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>>  【免税をご希望の場合】
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>> 顧問である中川直人氏による、公益財団法人・国際文化会館(明石康理事長)
>> 「希望・1000人のポートレイト基金」は免税となります。
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>> みずほ銀行 六本木支店 普通 4385935
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>> ゆうちょ銀行 振替口座 00130-8-68596
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>> 口座名義は、いずれも  ザイ)コクサイブンカカイカン 
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>> ★「希望・1000人のポートレイト基金・岩手未来機構へ」と明記の上、お振込をお願い申し上げます。
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>> ★また、寄付の使い道がはっきりと分かる団体、また、免税団体をお探しの方がいらっしゃいましたらば、ぜひとも当機構へのご紹介をいただけましたら幸いでございます。
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>>  お問い合わせ:NPO法人岩手未来機構
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>> http://www9.ocn.ne.jp/~iwatemrk/index.html
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>> 所在地:〒020-0021 岩手県盛岡市中央通1丁目5-8 ライオンズマンション202
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>>  ・TEL 019-613-7781
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>>  ・FAX 019-613-7781
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>>  ・E-MAIL iwatemiraikiko@lime.ocn.ne.jp  
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>>  編集・発行 チーム桜  茄子川園子 ・ 田村佳子 ・ 岡本衣代 ・ 及川佳恵 ・ 佐々木奈良美 ・ 倉持まりこ ・ 石橋優子 
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