●前回の話 ヤバイ奴…その13【前回までのあらすじ】
キングボンビー（ブラジル人）の退去した部屋の浴室は、塗装ハゲまくりのヒドイ状態だった。そこへ偶然、入居希望者Tが現れた。なんと彼は塗装職人だった♪ まさに渡りに船～ Tが自分で風呂場の塗装をする代わりに初期費用を分割にする条件で賃貸契約を結んだ。
ところが彼は、勤務先をクビになって無職だった。入居後3ヶ月を過ぎても家賃を一度も払わず、保証会社が毎月立替え払いしている状態。
おまけに彼は、チンピラで、催促に行った私と戦闘寸前になったり、同じアパートの住人の女性に手を出し愛人にして金を巻き上げたり、やりたい放題。その愛人から搾取した金で、生活してる絵に描いたよーな小悪党だった。
しかし、家賃の代理支払いをずっとしてきた保証会社がたまらず、ついに行動を起こす。裁判に掛けてTを追い出すと言う。そして大家の私に必要書類を用意して欲しいと要求していた…
●そして現在…
Tの裁判資料ができたので電話した。
「〇〇さん（今までの担当者）お願いします、T氏の件です」受付「〇〇は移動しましたので、後任の担当者に代わります」
なんといつの間にか担当者が代わってる
☆☆「電話代わりました、私が〇〇の後任の☆☆です」
なんか声が恐い
きっとコワモテの人だと推測。
☆☆「どのよーな御用件でしょうか？」
「Tの裁判用の書類が用意できました」☆☆「あー、それネ、申し訳ないですが、もう不要です」
「えっ何でですか？」☆☆「ワタシが滞納分の一部、回収しましたから、訴訟は中止です」
担当者が代わった理由がなんとなく分かった。
前の担当者〇〇はナニワ金融道で言えばこんな感じ↓
ハイバラ
そして新担当者☆☆は
クワタ
あくまで想像だが、〇〇はソフト系の新人で、金を払わないTに対して、全く取り立てができなかった、で、中堅の893系☆☆が後任になり、どんな手段を使ったか知らないが、さっそく現金を回収した…ま、こんなところだろう
☆☆「〇〇は訴訟中止の件を大家さんに連絡しなかったんですね、ダメだなアイツ、申し訳ありません、今後はワタシが責任持って対処しますので、よろしくお願いしますよ、大家さん！」
やっぱり☆☆の声は恐い
「は、はい」
だが何はともあれ、大家は入居者に出られたら負け。
本人がどんな悪党でも、誰でもいいから代わりにゼニ払ってくれたらそれで良し♪
一件落着～
だが…
それから、しばらく経った頃…
大事件が起こった！
ここで…常連の読者は、思うだろう
「ああ、また引っ張るのか…」
ところが今回は違う
なぜなら、その大事件は、すでにこのブログに書いているからだ。
ただ、このシリーズとしてではなく…
全く別の記事として…
…続く
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