皆さまこんにちは、交通系インフラ企業接客部門担当 イワシです。


具体的な黒松の製作手順に入る前に、黒松の特徴をまとめました。




▪️独立して育った場合




(性懲りも無く、雑イラストです)


まずは幹や枝の特徴です。


幹は環境により違いはあるものの、多くは途中で枝分かれすることなく、比較的真っ直ぐ伸びていきます。


もちろん自然物ですので、途中で二股に枝分かれする個体も見られますが、少数派です。


枝は基本的には水平方向に伸びていきますが、太く育つ性質があるため重みで垂れ下がってくるのも特徴です。




▪️松林の場合





密集して生えた場合、枝はあまり伸びないことが多いようです。


杉などと同じく、日光が届きにくい低い位置にはあまり枝は生えない(枯れていく)ようです。




▪️共通した特徴





枝を真上から見た図です。


枝分かれ自体は鋭角に分かれていきますが、最後の葉に直結する枝は真横に伸びていきます。


上の図を90度向きを変えると、門松の松と同じ形になりますよね。



▪️樹皮の特徴





前回も触れましたが改めて。


樹皮はこのようにゴツゴツしています。







田舎おかきに似ていると書きましが……こうやって比べてみると、思ったより似てませんね😅




▪️生息場所


黒松は主に海沿い、赤松は主に内陸部です。


黒松が海水を浴びても枯れないことや、針状の葉が海風を受けにくいといったことが、海沿いで多く見られたり、昔から防風、防砂林に用いられてきた理由なのですが、内陸部に少ないのは何故でしょうか?


どうやら黒松と赤松の特性の中に、

黒松は葉に力を入れて、根はおろそか
赤松は根に力を入れて、葉はそこそこ

というものがあるそうです。


そのため黒松はライバルの少ない海沿いで育つことができ、ライバルの多い内陸部では育つことが難しいらしいです。


これは自然の黒松の話であって、日本庭園などは人が管理しているのでこの限りではありません。




▪️サンプル解禁!!





以上を踏まえて作られた、ファーストサンプルが完成しました。


説明しなくても、「松だね」って言ってもらえる自信があります(笑)


強度を上げるために一部工程を見直す予定ですので、作り方詳細記事はもう少々お待ち下さい。(ひっぱるねえ〜)




今回も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!!



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