おばんです。
昨日は大槌町の成人式に出席しました。
今年、大槌町で成人式を迎えたのは120名。皆さんは東日本大震災津波発災時、高校生でありました。
私も避難所を回る中で避難所となっていた大槌高校や釜石高校を訪問しましたが、高校生の皆さんが炊き出しや避難者のお世話をしていた姿を今も覚えています。
そんな皆さんは応急仮設住宅でまともに勉強できなかった方も多かったと思います。また、大震災で家族や親戚、友人を亡くし悲しみにくれた日々も続いたことと思います。
そんなかつてない程の大きな困難の中、受験や就職活動を乗り越えてきた皆さんが、この場で成人式を迎えていることを自分のことのようにとても嬉しく思います。
発災から間もなく4年が経過をしようとしております。
復興はただ単に元の大槌の姿に戻すことではなく、新しい発想のもと、新しい大槌を作っていかなければなりません。
そういった意味から若い皆さんの斬新なアイディアや主体的な取り組みが大槌の復興の質を大きく高めることとなると思いますから、それぞれの立場で共に故郷の復興のために頑張っていただきたい。
昨日の祝辞で述べた内容の一部です。
昨日は釜石市でも成人式が行われましたが、大槌町と時間が重複した為、出席が叶いませんでした。
釜石市にて成人を迎えられた皆さん、そして保護者の皆さんにも、心からお祝いを申し上げます。