マラソン練習の振り返りをしているとHYROXについて書きたいことが思ったよりたくさんあったのでつらつらと書いていこうと思う。
HYROXとは
練習や飲み会でありがたいことにHYROXってどんなことをするのか聞いていただくことが増えた。
せっかく見てくれたランナーもいると思うのでざっくり解説。
HYROXは1000mランと数分のワークアウトを8セット行う競技です。
ワークアウトは各セットで異なり、以下の順番で行います。重量はカテゴリによって異なるので私が参加するOpenカテゴリ(強度としては上から2番目)について記載します。
SkiErg
スキーのクロカンのような動きをするように頭上から真下に引っ張るマシンを使う競技。1000m分引っ張ると終了。
しんどさのイメージとしては力を入れながら上から下に勢い良く引っ張ることをケイデンス30から40で4分前後動き続けるイメージ。
Sled Push
152kgのソリを50m押す競技。
Sled Pull
102kgのソリを綱引きのように50m引っ張る競技。
Burpee Broad Jump
バーピーして立ち上がったあとジャンプの代わりに幅跳びする競技。80m移動したら終了。
バーピー80回前後行うイメージ。
Rowing
前後に動く椅子に座って目の前のハンドルを引っ張る競技。1000m引くと終了。
しんどさのイメージとしてはしゃがんでちょっと重いものを勢い良く持ち上げるような強度を座った状態でケイデンス30から40くらいで4分前後動くイメージ。
Farmers Carry
24kgの重りを両手に持ち(計48kg)200m歩く競技。
Sandbag Lunges
20kgのサンドバッグを担いでランジウォークをする競技。100m移動したら終了。
ランジを100回前後行うイメージ。
Wall Balls
6kgのメディスンボールを2.7mの的に100回当てる競技。
しんどさのイメージとしては重り抱えながらスクワットを100回するのに物を投げる集中力を保つイメージ。
書いててもうしんどい...
HYROXに申し込んだ背景
3SHINEの中で少しずつ筋トレをやってる人というイメージがつき始めていた。
そのおかげでHYROXというレースが今年日本で初めて開催されることを教えてもらい、出ないのか聞かれたので、これもご縁と思ってせっかくなら出ようと思った。
もとをたどると筋トレは、怪我が多くて走れないことの代替と身体の連動の勉強のためだったので、マッチョになりたいわけでもないし筋トレも好きではない。
ランに活きる実感はあるからやっているだけなのである。
ランナーと並ぶと上半身デカくてむしろ恥ずかしいまであるんだよな...
HYROXに対する気持ちの変化
エントリーしたときは、ランが半分を占めてるしそこそこできるやろとナメていた。
転機は5月末の初めてのスパルタンレース。
これも少し対策したらそこそこの結果が出るだろうと思っていた。
しかし実態は完走がやっとで、タイムも下から数えたほうが早かった。
完走を目的にしていなかっただけに結構ヘコんだ。ここで初めてHYROXへの危機感を覚えて練習会に行くことに決めた。
いざ練習会に行くと、想像の何倍もキツかった。
キツいだけならまだしも、Sled Pushは全然動かないし、Wall Ballsは全く的に当たらない。
つまり、完走すら怪しいことが分かってしまった。
初めてのスパルタンのようになんとか完走は避けたいという想いで6月に入ってやっとHYROXに向き合うようになった。
HYROXにハマる
もともとランが半分を占めているのでハマる理由としては十分なのだが、その他に主に2つの理由からHYROXにハマった。
1つ目は常識がどんどん壊れていくところ
HYROXに取り組む前はパーソナルジムで教えてもらったトレーニングをできるだけ高重量で10回3セットみたいな取り組みをしていて、ある意味やることが目的だった。
HYROXに取り組んでからは軽い重量で10回を10セットなど、トレーニングの単位が100回単位になっていた。
普通に100回ランジやジャンプスクワットをするだけでもしんどいのに、いつの間にか重りありきでやるようになっていた。
怪我への恐怖やなんとなくの常識で緩く筋トレしてたところから何度も自分の中の常識を壊していく感覚は、決まった負荷のワークアウトのセクションがあるHYROXならではの感覚だった。
2つ目はテクニックや戦略次第で一気にタイムが縮まるところ
練習会に通っていると効率のいいフォームやリズムのアドバイスがいただける。
試してみるとケイデンスを減らしてもどんどんSkiやRowが伸びていく。まるでダメだったSledPushやWall Ballsがどんどん上手くなる。
また、どのワークアウトも全力でやったらオールアウトできるぐらいにはしんどいので強度の調整をすることでレストの回数は増えたのにタイムが上がっているなんてこともザラにある。
歴史が浅い競技なのでトップの人たちも未だに試行錯誤しているらしい。そういった開拓のやりがいもHYROXの魅力だと思う。
HYROXとマラソン
マラソンをするには扱う重量が大きすぎるので、マラソンの観点で言うと無駄な筋肉はめちゃくちゃついたと思う。
ただ、サンドバックを持ってランジをするような直接関係のありそうな種目もあるし、トレーニングのおかげで明らかに最大出力と耐久性が上がった。
400m未満の距離のスピードは去年とは比べ物にならないほどに速くなった。
また、しんどい中で耐える力がついた。
心拍数やタイムがハーフマラソンとだいたい同じというところも頑張れる一つの要素な気もする。
前述のHYROXにハマる2つの理由もマラソンに通じるところが非常に多いのも躊躇なくハマれる要因だったと思う。
実際、常識が壊れることでペースも上げられたし、トレーニングしながら月間走行距離も増やすことができたのはとてもいい相乗効果だったと思う。
初レースに向けての意気込み
目標タイムは80分。
初開催の国の上位10%が75分程度、平均が90分程度と言われているらしい。
ということで最初は75分を目標にしていたが75分はかなり調子いいときのタイムを合算しないと厳しいので現実的じゃない。本来ここまで頑張りたかったが時間が足りなかった。
80分も正直自分の中では高めの設定だと思っている。
単純なタイムの足し算ならできるはずなので、気持ちは強く持ちつつ、でも出し尽くさないように冷静に頑張りたいです。
最後に
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
Openカテゴリーという一人で全部こなすカテゴリーについて書いたのでかなりしんどそうに見えるかと思いますが、ダブルスやリレーなど誰かと一緒に頑張る種目もあります。練習会でも楽しそうにダブルスやリレーの練習をしている風景もよく見かけて、それはそれで楽しそうだなと思ったりもします。
興味はあるけど敷居が高いと感じる方はそういったところからぜひチャレンジしてみてください。