10月17日(火)晴れ 朝の散歩
朝がだいぶ冷えてきました。5時30分ごろから1時間ほど、近くの善福寺公園を散歩します。我が家のベランダから朝焼けの富士山が見えます。空気が澄んできて、昼も見えることが多くなりました。もうすぐダイアモンド富士になります。
公園の大好きな「私の銀杏」も少しずつ紅葉が始まりました。
この樹を触って一周します。挨拶です。同じ時間に行くと、同じ人に会います。元気を確認できます。
10月17日(火)晴れ 朝の散歩
朝がだいぶ冷えてきました。5時30分ごろから1時間ほど、近くの善福寺公園を散歩します。我が家のベランダから朝焼けの富士山が見えます。空気が澄んできて、昼も見えることが多くなりました。もうすぐダイアモンド富士になります。
公園の大好きな「私の銀杏」も少しずつ紅葉が始まりました。
この樹を触って一周します。挨拶です。同じ時間に行くと、同じ人に会います。元気を確認できます。
人生は何度でもやり直すことができる!
フランス映画『ダンサー イン Paris』
岩辺いずみ日本語字幕
パリ・オペラ座で主役を踊っていたバレリーナ・エリーズはあることに動揺し、舞台でジャンプに失敗し捻挫してしまう。医師からは完治は難しいかもと告げられ、落ち込む。そこ粗、新しい表現としてのダンスに生きがいを見いだしていく。「低い場所で転んだから高い山にのぼれる」「君は踊れる。君の中にある弱さや恐れこそが、興味を引くし、人間らしい」等々の、彼女を励ましていく言葉が心に残る。上映中!ぜひ足を運んでください。
世界は変えられる
上原拓『ザンジバル球児に学ぶ 世界を変える方法』
かもがわ出版23.10
すごい感動!!
著者・上原拓さんは、40才。沖縄県立高校の体育教師だ。2014年、JICA青年海外協力隊員として、ザンジバル国立大学で体育教育の技術を教えるために2年間務める。そのかたわら、少年たち(少女を含む)に野球を教える。スポーツと言えばサッカーしか存在しないという国(島)で、まさに一から野球を指導していく。笑ってしまうようなことが繰り返されるのだが、読むほどに感動が深くなっていく。その困難な過程は読んでもらうしかないのだけれど、上原さんはそこから学ぶ。
「ザンジバル球児たちに出会う前と、出会ったあとでは、私の『考え方』や『現実を見る目』、そして『生き方』は大きく変わりました。
私の活動によって、世界を変えることは、ほんの少しもできませんでした。しかし、自分が変わることによって、世界が大きく変わって見えるようになったのです。」
もちろん、もっとも大きく変わったのは、「ザンジバル球児」たちです。それは、やはり読んでもらうしかありませんが。アフリカのことわざに、
「早く行きたければひとりで行け、遠くへ行きたければみんなで行け」
とあるそうだ。いい言葉だ。
この中に、「カクメイジ」が大事な指導者として現れる。「革命家の島岡です」と自己紹介する島岡強さんと妻由美子さんだ。ザンジバルに30年間、腰を据え、「外国の援助を一切受けず、政治的にも経済的にも独立した国にしていくための活動で、それがアフリカ独立革命」と提唱して活動する。『アフリカから、あなたに伝えたいこと―革命児と共に生きる』(かもがわ出版)を読んでください。「革命」という言葉が、まったく違うイメージとして、具体的な姿として伝わってきます。サブタイトル=「いくぞ! タンザニア甲子園」
「子どもの中に情勢を見る」
福井雅英・山形志保
『保健室から創る希望』
新日本出版社23.7
「子どもの中に情勢を見る」という言葉は、東京民研の指導者であった大槻健先生が、私達に繰り返し語ったものである。福井さんの「子どもを社会の中で観る」との言葉に、思い起こした。
この本は、北海道の高校養護教諭山形志保先生の実践を紹介し、福井雅英先生がその意味付けを解説したものだ。「解説」と言っても、福井さんは大学で教員養成にあたっているので、山形実践を学生に紹介し、その意味を語り、学生たちの変化を伝えている。福井さんの実践のレポートをもって山形実践を共有し、この本を「共に創って」いるところがオリジナルな提起となっている。教員養成課程にある学生もまた、今日を生きる若者として、様々な矛盾、葛藤を抱えている。その若者たちが山形実践をどうとらえ、学びとしていくかが、この本のもう一つの魅力となっている。これを「生活綴り方的大学授業」と、福井さんは呼んでいる。
さて、山形さんは、学校に来ても、教室には居場所を持てない生徒たちの安らぎの場として保健室を開いている。これは生易しいことではない。ある時は家庭に保護して、通わせることもしている。さらには卒業、あるいは中退後の生活も支えている。その記録は読み続けることが苦しくなるほどの厳しさ、深さだ。120名の全生徒に個人あての「身体測定結果を伝える『保険だより』」を書いて渡している。それがどんな困難か、教職経験者には分かるだろう。これを「伴走する支援」と福井さんは意味づけているが、こういう位置づけが、福井さんのユニークな語りとなって、学生をひきつけるのだろう。「学校の論理」ではなく「その子の論理」で対していくのだという山形さんの姿勢にも深くうなずく。
「学校の公用語は教員の言葉です。それは常に一方的な『善きこと』が勝ちとして含み込まれた言葉です」と山形さんは書いているが、振り返って体の芯が痛くなるような言葉が、あちこちに書かれている。
「何のために、何を目指して、どのような内容を、どう学ぶのか」……と、福井さんが鋭く提起している言葉がある。戦後の民主主義に立つ民間教育研究運動はこの言葉を大事にしてきた。「なぜ、なにを、どのように」と。
豊かな山形実践の中でも、様々な困難を抱えながら、出産・育児を経て成長していく(そういう一言でくくるのは失礼だが)サヤカさんをめぐる記録に圧倒される。また、学校の改築解体に臨んでツバメの巣立ちまで「待った」をかけて校長・業者交渉をして巣立ちの日まで見守るエピソードにほっとさせられた。
福井さんは、山形実践を支える柱として、「批判的社会認識」を指摘している。「社会の中で生きる子ども」、「社会のなかの学校と教師」という視点を自分の真に据えようと呼びかける。これがあってこその本だと、拍手を贈りたい。
友人として見るに、福井さんはフィールドの人である。つまり、「現場の人」であり、「現場に立つ」ことを大事にして、「共に考える」人である。何よりも、そのフットワークの軽さに驚く。今日は北海道で臨床教育学かと思えば、明日は滋賀で若者たちと「カレーを食べる会」をしている。ある人いわく。人には2種類の人しかいない。「一緒に飲みたくなる人と」と「一緒には飲みたくない人」であると。私にとって、福井さんは前者の人だ。
『小学校と大学で 未知に挑む力はこうして育つ』
今泉博、住吉廣行、子どもの未来社23.9
まず、著者の組み合わせに驚く。今泉さんは元東京都の小学校教師であり、『学びの発見 よみがえる学校』などで子ども主体の授業づくりへ新しい地平を拓いた実践家だ。若い時からの友人であり、「学びをつくる会」などの研究会を立ち上げ、今日もしばしば会っては語りあう親友だ。
一方の住吉先生は理論物理学者であり、研究者の道を歩いてこられた人だ。どうして、この二人の組み合わせだろう……?
今泉さんが北海道教育大学から松本大学に移られた時に、「しばらしい学長がいるんだ」と話されていたし、友人と松本まで大学の見学に行き、住吉学長にも面会したこともある。二人は、「知識習得型」の教育から「課題解決能力育成型」へ、小学校はもとより、大学も変わらなければならないということで一致したのだった。
「Ⅰ部 子どもの教師も待ち遠しくなる授業」が、今泉さんの担当。そのサブタイトル=「練習・習熟中心の勉強から、発見と喜びのある学びへ」が内容を示している。「集中は『させる』ものではなく、『生まれる』もの」など具体的な実践例を示しながら、深く豊かに学びのあり方を提示している。
小学校の教育と言うと、「基礎・基本の習熟(ドリル)」に走りがちな傾向、国語の読みもまた逐条解釈的な「読解」に傾く傾向に対し、「基礎的・基本的なことを面白く、深く豊かに学べるようにするという視点が十分ではない」という指摘に、共感する。
「第Ⅱ部 『知識習得型』から『課題設定・解決型』の教育へ」は、住吉先生の担当だ。この問題提起は、大学でもなされてきたわけだけど、実際にはほとんど変わらなかった。
「先進国の仲間入りを果たし、逆に開発途上国から追い上げられる現在、新しいモデルを自分たちで創り上げねばならなくなりました。この転換に送れたため、失われた10年が20年となり、30年にもなってしまいました。早く何とかしなければ、国力の低下が避けられないとの危機感が背景にある……」という問題意識に立っている。
そして、高校教師からの厳しい言葉を何度も挙げている。
「私達が貴短大に送っている生徒は、偏差値では真ん中くらい、世間のマジョリティです。この学生を育てられないようでは貴学の存在価値はありませんよ」と。
住吉先生は、そのための具体的な施策を紹介し、そのプロセスを経て学生の成長していく姿を示す。これを、「帰納的教育手法」(螺旋型)と表現しているが、今泉さんの第Ⅰ部と実に深く呼応している。今までにも、実践者と研究者の共著はたくさんあったけれど、ほとんどが実践方向に「解説」を施すものだった。これは、全く対等に「学びで育つ子ども・若者」を論じたものであって、とてもおもしろく、貴重な理論・実践書だ。ぜひ読んでいただきたい。
9月11~12日、相馬市で、明治学院大学学生ボランティアサークル「おはなしポップコーン」と共に活動してきた。これは、2011年3月11日の東日本震災の後、2013年夏からずっと続けてきた活動で、コロナ禍の中断3年間をはさんで8回目となる。コロナ禍の中断があって、体験した学生は卒業してしまったので、もう継続できないかと思ったこともある。しかし、在校生に継がれて10名の学生が参加した。今回は2年生が中心となり、しっかりと準備、練習して臨んでくれた。それも、紙芝居、パネルシアター、手遊びなどバランスよく組み立ててくれた。気持ちよく、子どもたちと触れ合い、みるみる成長していく様子がよく分かった。
明学でサポートしてくれているK先生と、友人のI先生も参加してくれた。I先生は手作り遊びのベテラン。どこでも、子どもは大喜びだった。
写真は市立飯豊小学校2年生におはなしをしている私。そして、活気を取り戻している相馬双葉漁港。そのほかの写真は別途。
全てをコーディネートしてくれた「チクタクプロジェクト」(HPでご覧ください)の鳴島真紀さんと相馬市の皆さんに感謝いたします。
今回、バス代(借り上げ大型タクシー)等も大幅値上げしている中で、卒業生がカンパして支えてくれたことにも、誇りを感じると共に深く感謝したい。
『エルマーのぼうけん』展
立川駅北口の「サンサンロード」2階フロア―にある「PLAY! MUSEUM」で、「エルマーのぼうけん」展が開かれている。(~10/1)。小1の孫と行ってきた。140枚に上る原画が物語(3巻)の順に展示されている。保育園文化祭で「エルマーのぼうけん」に取り組んだ孫は、もう一度読み返すかのように、一点一点、絵と文を読んでいた。「町」や「本」などまだ習っていない漢字はひとつずつ私に聞いてかしかめながら。(フリガナがつけられていなかった)
喫茶コーナーのメニューが作品にちなんで作られていて、孫はパフェを、私はハヤシライスを食べたが、食べながら、ハヤシライスのここは海、ここは森……、と孫が物語をしてくれた。ミュージアムショップでは、『エルマーのぼうけん展』という公式図録が販売されている。これは原画を収め、その文を温書きしているが、アニマシオンそのものだった。
「エルマーのどうぶつ図鑑」「りゅうのひみつ」「エルマーならどうする?」という3つのコラムがあって、クイズ風に読書を誘っている。
巻末に、前沢明枝さんによる「ルイス・S・がネットのぼうけん」という作者の説明があって、これも魅力的な物語になっている。1923年に生まれたルイスは今年、ちょうど100歳になる。お元気ということだ。10月1日までなので、おすすめしたい。これから全国を回るそうだ。
夢を支え合う友情
昨日8月16日(水)、韓国、ミルアルドゥーレ小学校(中・高校も)の先生方が来日され、一夕、交流の場を持った。全ての下準備はK先生がやってくださった。写真のこちらでカメラを構えている。
4月に急逝された鄭基元(チョン・ギウォン)校長先生と交流を始めたのは23年ほど前。まだ現場にいた時だった。学歴・学力競争が支配する韓国の中で全人格的な学校をつくろうとされて、有志を募って世界中を回っていた。日本でも各地を見て回っていた。その中で、知り合いのつてで私たちと交流を持つようになった。当時はまだ形もなかった学校(オールタナティブ・スクール)を立ち上げ、今では中・高校まで広げている。新しい校長先生とずっとなじみの先生、それに中学校のリーダーの先生がおいでになった。私たちは鄭先生の夢を応援し続けてきた。そのお礼の寄せ書きを生徒の皆さん(小・中・高)がそれぞれに書いてくれた。とてもうれしかった。
ミルアルドゥーレ学校の校歌を動画で見せてもらったが、は、小麦の一粒となって世界を潤そうという趣旨のようだった。その自覚をもって学んでいってほしいと思う。日本の教師たちが眼を広げ、韓国をはじめ世界の仲間たちと直の交流に踏みだしてほしいと思う。
映画『アリラン ラプソディー
~海を越えたハルモニたち~』
川崎市の桜本地区に暮らすハルモニたち(おばあさんたち)の歩みと共に、現在の元気な支え合う生活の姿を描いたドキュメンタリー映画の先行試写会が行われた。今回は制作に協力・支援した人だけを招待しての上映会だった。私も若干の協力金を送ったので、チケットをいただいた。
金聖雄監督は在日二世であるが、若い時には父母、祖父母から過去を聴きとることはなかったという。それだけに在日一世であるハルモニたちの話には共感深く、まさに我がこととして撮影したと語っていた。まだ若い世代の金監督が1年遅れたが納得できる作品に仕上げることができたと涙を流して語られた。
週に一度開かれるハルモニたちの学び・食べ・交流する集いが元気回復の場になっている。それを支え続けてきた地域の人たちがいる。安保法制の情勢の中では「戦争ははんたい」という「800メートルデモ」がおこなわれた。長鼓や鐘などの入ったユニークな、感動的なデモだった。それに反発に、威圧するようにヘイトデモが桜本で行われる。それを阻止する人たちが数倍、十倍のデモとなってストップさせる。
印象深かったのは、沖縄旅行で、戦争体験を語り合い、歌と踊りで交流する場面だった。先行上映は8月21日(月)14:00~、18:00~の川崎市アートセンターアルテリオ映像館だけで、新春1月の一般公開を待つことになるけれど、ぜひ多くの人に見てほしい

アニマシオンクラブ6月例会へどうぞ!
「It’s a small world」
~小中学校理科のアニマシオン~
時:7月1日(土)14:00~16:30
所:文京区・茗台アカデミー(地下鉄茗荷台から徒歩5分、茗荷台中学校付帯施設)
内容:
・参加者による「おすすめの本」
・ショートアニマシオン
「ぼくらは物語探偵団」(学習・アニマシオン①)担当:岩辺
・ワークショップ
「It’s a small world」
~小中学校理科のアニマシオン~ アニメーター(名鏡)
参加費・会員500円、未会員1000円
*次は9月2日 詳しくはアニマシオンクラブHPへ