小坂鉱山事務所から「明治百年通り」を東の方向に200~300m歩く
鮮やかなのぼりがいっぱい見えてきます
ここが明治の芝居小屋「康楽館」です
驚異的な発展を遂げた小坂鉱山の厚生施設・娯楽施設として作られた建物
明治43年誕生、国重要文化財なのです
冬期間は寒さのため芝居はやっていませんが、館内を見学する事が出来ます
入場料¥600 案内の方が付きますよ
今日はラッキーでした
ここに来るきっかけを作ってくれた地元のTV「夢見るピノキオ」で説明していた
小坂まちづくり株式会社、康楽館館長 高橋竹見さんが案内してくれたのです
先ずは二階にご案内・・・適度な広さですねぇ
舞台に向かって左側の廊下のようなものが「本花道」、右が「仮花道」・・・
真ん中と左右花道の横にある細い板はお客さんが桟敷席に移動するときに使う「道板」
役者と観客との距離がちょうど良い、見学のため座布団は敷かれていますが、公演があるときは
もっとキチキチ
天井がこれまた素敵・・・チューリップ型の電灯は明治時代のもの
和洋折衷、何とも言えない味があります・・・建設当時、東北には電気がなかった時代でしたが
小坂鉱山は日本で二番目に水力発電所を持っていたので、電灯を点ける事が出来たそうです
二階の桟敷前にはたばこ盆や火鉢、敷物を置く溝が作られていました・・・
溝の中にある凸凹したもの、何か分かりますか
お客さんがくっつけていった「チューインガム」・・・こんなものも当時の芝居小屋の
雰囲気を残すために、そのままにしているんです(もうカチンカチンでした)
さて下に降りてきました
・・・・これから「奈落(ならく)」に落ちます
ここが「奈落」・・・本花道の下になります
壁の両側には今までの貴重な公演ポスターが貼られていますよ
これは花道の途中にある、役者をせり上げる装置「切穴(すっぽん)」・・・人力で上げ下げ
さてさて、これから舞台の真下に移動しますよ・・・・