VMwareを使ってStand Aloneの評価環境を構築しよう -2- | Lotus Notes/Domino (R) をこよなく愛して。。。。

VMwareを使ってStand Aloneの評価環境を構築しよう -2-

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VMwareを使ってStand Aloneの評価環境を構築しよう -1-

 

前回は、Networkを完全に切断した状態でVMwareのGest OSに対し、Host OS側からNetwork疎通が可能な状態まで構築しました。

 

今回は、VMware上のGuest OSにDomino Serverを導入していきます。

 

その前に、VMwareのGuestに対しては、Windows OSの場合、Drag&DropやCopy&Pasteでファイルが配置できることは皆さんもご存知だと思いますが、Host OSにあるInstall ModuleをわざわざGuest OSにCopyして二重持ちするのも容量も食いますので、Guest OS側から直接Host OSのFolderを参照できるようにしておきます。

 

VMwareの仮想マシン設定を開き、オプションの共有フォルダの設定から、共有フォルダを常に有効な状態でNetwork Driveとしてマウントする設定を行い、Install Moduleを用意したFolderをRead Onlyで共有します。

 

 

これで、Network Driveとして見えるようになります。

 

 

では、このShared FolderからDomino Serverを導入します。

 

今回は、VMwareを使っての評価環境構築が目的ですので、DominoのInstallの詳細は割愛させて頂き、概要のみ記載させて頂きます。

 

1. Domino Server英語版の導入

 1) Install Moduleを右クリックして管理者として実行
 2) Install Moduleの展開(Defaultのまま)

 3) Install

2. Japanese Language Packの導入
 1) Install Moduleを右クリックして管理者として実行

 2) 「ランゲージパックの置き換え」を選択

 3) 日本語を選択

 4) Install

3. FixPack(FP)の導入

 

完了したら、DominoのSetupを行います。

SetupはAdministrator IDファイルをファイル保存すること以外、特に注意はありませんので、Defaultに従ってSetupしても大丈夫です。

Setupが終ったら、Application起動でDomino Serverを起動しておきます。

 

次に、Host OS側にNotes Client Moduleを導入します。

 

導入が終ったら、Hostsを編集して、Server Setup時に指定したServer名及び、FQDNを設定します。

Windows Clientの場合は、hostsは直接編集が出来ませんので、一旦、DocumentsなどにCopyして編集してから、Windows\System32\Drivers\etc\hostsを置換してください。

 

置換が完了したら、Server名及び、FQDNでpingの返答があることを確認し、OKであれば、Notes ClientのSetupを始めます。

 

管理者IDのUser名、Server名を入力し、AdministratorのPassword入力要求があれば問題ありません。

 

Setupが完了し、Notes Clientが正常に起動されれば環境構築は完了です。

 

これで、VMwareに導入したDomino ServerとPCに導入したNotes Clientを接続した環境が構築できました。

この後の、Serverの設定などは皆さんにお任せいたします。

 

この手順と同様に、VMwareで別の追加Serverを立てていけば、Standalone環境の1台のPC上で、複数Server環境も構築出来ますので、試してみてください。

 

VMwareのServerを立ち上げておき、通常のPC環境で作業が出来るので、便利に使えるのではないかと思います。

 

<終わり>