癌の再発と余命宣告1ヶ月 | おだっちのブログ

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去年の8月ごろ、主治医から「抗がん剤の効果が薄くなったので抗がん剤を変える」と言う説明が有った。ゼローダから違う抗がん剤(シスプラチン?)に変更、この時から脱毛と痺れと吐き気の副作用が出てきた。それでも家族は克服できるものと思っていた。ネットでもテレビでも「胃がんは治る!」のオンパレード。治った人たちの体験談が溢れるが、そうでない人の経験談は余り見かけないし、聞かない。加えて夢の薬「オプジーボ」の登場。家族は治るものだと言う希望を抱いた。患者本人(父親)もそうだ。オプジーボだったら治るんだと。そして昨年末、インフルエンザから肺炎を併発。あれ程気をつけていたのに。治療の中断を余儀なくされて入院。 
一度退院したけど、嘔吐が止まらずき再入院、抗がん剤も最終兵器「オプジーボ」に切り替わり、最後の望みに希望を託した。 
でも、結果はとても残酷だった。 
主治医からの説明で、既にオプジーボが効く段階ではなく、緩和ケアへの移行を提案された。 
緩和ケアと言うことはもう治る見込みがない、あとは本人に人間らしく生活して最後を迎えてほしいと言うもの。 
あの父が死ぬ?なんで?あれだけ順調にだったのに、どうして? 
とても現実を受け入れる余裕がなく、呆然としてしまう。 
「お父さんは持って1ヶ月。短ければ数週間です。本人に告知しますか?」 
主治医の、無念さが感じられる一言だった。