決して劣っている訳ではないASD(自閉症スペクトラム) | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

昨日の記事で自分の情けなさに泣いた時、
私はまた、

「人と同じことが出来ない自分は劣った人間」

だという気持ちに囚われて、
何か怖いものから身を守ろうとするように、
この世に存在するのが申し訳ないように、
身を竦めて固まってしまっていました。

その気持ちは、
しばらく続いていたのだけど。

私の頭の中に現れた、

「でもね?」

の気持ち。

人と違う思考回路の持ち主である、
ASD(自閉症スペクトラム)の私は、
確かに皆んなと同じ内容を聞いても、
同じように考えなくて、
同じ行動が出来ないけれど。

それって、
悪いことばかりでは、決してない。

現に今日も、
皆んなが見過ごしていた業務の間違いに、
私1人が気付いて、
今日はその業務をやり直してもらっています。

私がその業務の間違いに気付いたのは、
消費税が10月から10%に変わるため、
処理を間違わないように注意を喚起するメールが、
本社から送られてきたからなのだけど。

私と同じメールを見ても、
私の所属する部署の人達は、
私の上司も含め私以外誰一人、
そのメールが、
自分達の業務にどのように影響するか、
考えることをしませんでした。

そのメールを見た私が、
うちが行っていた業務の何が間違っているか、
説明するまで、
何もピンと来なかった定型発達の人達。

そこにあるのは、

「自分には関係ない」

という思い込み。

でもASDであり、
新しい物事に対する不安感が強い私は、
定型発達者の皆んなと同じように考えず、
この出来事が、
自分の業務にどのように影響するか、
あらゆる可能性を考えました。

そして見つけた、
うちの部署が行っていた間違い。

これは新しい出来事に対して、
不安感の強いASDの私だから、
気付けたこと。

以前のブログ記事で、


と書いたけど、
その通りだったでしょ?笑

ASDって、人と違うって、
決して他の人より劣っている訳ではない。

人と思考回路が違うから、
理解してもらえなくて、
悲しい気持ちになることもあるけれど。

皆んなが気付けないことに気付ける、
そんな自分を素敵だと、
感じることが出来るから。

悲しい気持ちを感じて、
俯いて、
涙を流すことがあったとしても。

心の中の悲しみを、
涙で洗い流すことが出来たなら。

また顔を上げて、
堂々と生きていこう(*^▽^*)