辛い過去がある人間は笑ってはいけない? | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

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25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

「辛い過去がある人間は笑ってはいけない」

誰も、そんなことを私に言わないことを、
私は知っています。

けれど、自分の過去の出来事を、
このブログに書いた私は、
無意識に、こんな過去があった自分が、
他の人と同じように、
話したり笑ったりすることに、
罪悪感のようなものを感じていました。

自分は他の人達と同じ場所に立てない。

心にピッタリの表現ではないけれど、
そのように、
自分を卑下する気持ちが、
私の中に湧き上がっていたのです。


でもね、
この考え方が間違いだと分かっていて、
自分の無意識に気付くことが出来た私は、
私の中に湧き上がってきた気持ちを、

「そうじゃないよ」

と、無意識に教えてあげることが出来ます。

この、無意識に教えてあげる方法にはコツがあってね。

真っ向から、

「いや、私には幸せになる権利がある!!」

なんて自分の無意識に言い聞かせても、
私の無意識はそう思っていないから、
全然、この言葉は届きません。

だから、一端、
自分の無意識がそう思うことに、
共感してあげるのです。

「そうだね、
私は自分のことをそう思ってしまうような、
経験をしてきたよね」

って。

そして、こんな風に、
私は自分の無意識に言ってあげます。

「そんな経験をしてきても、
嬉しかったり、楽しかったり、
する経験もあったね」

って。

そして、そんな過去の嬉しかったり、
楽しかったりした経験を、
記憶の中から引っ張りだして、
その時の感情を、
自分の中でもう一度感じます。

するとね、
暗く塞ぎこんでいた心が、
少し明るくなってきて、
下を向きがちだった顔を上げて、
前を向くことが出来るようになります。

そうしたら、
顔が上がったのと同じように、
心も上向きになってきて、
自分をそこまで卑下しなくていいよね、
って、
思うことが出来るようになるのです^^

これが、万人に効く方法だとは思わないけれど。

心と体はとても密接に繋がっていて、
気分が塞ぎこんだ時に、
顔が下を向きがちなのは本当で、
そんな時って、
顔を上げることさえ、辛く感じるから。

私はこの方法で、
自然に自分の顔と心を上げることにしています。

もしも、あなたの顔と心が、
下を向きがちだと思ったら。

試してみると、私と同じように、
効果があるかもしれませんよ(*´꒳`*)