私が幸せになるまでのスタート地点 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

9月から受け始めた心理セラピーの講座と発達障害の講座のことで、私はずっと悩んでいました。

 
心理セラピーテストを受けると私は愛着障害に該当して、
発達障害テストを受けると私は発達障害に該当します。
 
この2つは密接に関係していて、切り離せるものではないと、
その心理セラピーテストの載っていた本には書いてありました。
 
心を安心安定させて、その後の人生を生きやすくする為には、
母親としっかりした愛着の絆を、2歳くらいまでの間に築かなければならないのですが、
発達障害の子どもは一般の子どものような分かりやすいリアクションを取らないため、
母親から理解されにくく、十分な愛情を受け取りにくいのです。
 
母親から子どもの頃に、
「お前のことは理解出来ないから、もう放っておくことにする」
と言われて、これでもう、母親に理解されないことに悩まなくていんだと思ってホッとして、
「ありがとう」
と答えて母親の怒りを買った私には、とても納得いく言葉でした。
 
私が心理セラピーと発達障害の講座を受けようと思ったのは、
「人に理解されず絶えず揉め事が起こる自分の人生を幸せにしたい」
と思ったのがキッカケでした。
 
職場でどんなに真面目に働いても、ううん、真面目に働くからこそ、煙たがられる自分。
 
人付き合いが苦手な分、精いっぱい働こうとすればするほど、嫌われていく私。
 
手を抜いて、いい加減に働く人の方が、皆んなから愛されるという、矛盾。
 
そんな愛されて、人と会話するのに忙しい人のやり残した仕事を、1人で黙々と片付ける私。
 
1人で仕事を片付けながら感じるのは、寂しい、悲しい、自分を大切にされていない、という想い。
 
「じゃあ、放っておいてやらなければいいじゃない」
という方が、きっといると思う。
 
でも、私には"気付いていて見過ごす"ことも辛い選択で。
 
それを見過ごすことで、誰かが困ったり悲しんだりすることが分かるから。
 
そして私は、そうやって人に思いやってもらえないことが、
どんなに悲しいか自分で体験して知っているから。
 
だから、愛されるのに忙しくて仕事をしない人の為ではなく、
その人の影にみえる、思いやってもらえていない人たちのために私は働いて。
 
それは自分の信念の通りだから、その行為自体には満足しているのだけれど、
そんな風に私が思いやった人たちも、用件が済むと愛されて仕事をしない人の方に行ってしまって、
自分で納得してやったことで、見返りを期待してとった行動ではなくても、
1人取り残された私は、やっぱりとっても寂しかった。
 
私はなんでこんな損な役回りばかりしているの?
 
そんな風に思って、もっと幸せになりたくて、2つの講座を受けたのに。
 
自分が愛着障害でもあり、発達障害でもあるということは、
自分の望む、友人や仲間と繋がって楽しく生きるという夢は、もう叶わないような気がして、
とても、とても落ち込みました。
 
でも、人って必ず自分に希望を見つけるもので。
私もこんな風に思い直したのです。
 
「発達障害のカウンセラーさんからはアスペルガーという発達障害だと言われたけど、
本やネットでの診断で自分を障害だと決めつけるのではなく、ちゃんと病院で診断を受けてみよう」
 
そして私は、判断が難しいと言われる大人の発達障害と愛着障害を診断し、治療が出来る病院を探し、診察を申し込みました。
 
よし、これで大丈夫!
 
そう思って安心したのですが、、、
 
診察を、断られてしまいました。
 
そこは大人気の病院で、もっと緊急で重篤な方を受け入れているから、
私のように例え心と体はボロボロだったとしても、
表面上問題なく社会生活が送れている人間まで受け入れている余裕は、とても無いようでした。
 
発達障害や愛着障害って、それほど多くの人が抱えている病なんだ、、、
 
病院から診察を断られたのは確かにショックだったのですが、
そんな風に思ったら、何故かチカラが湧いてきました。
 
きっと、私と同じように。
生きづらさを抱えて、ネットなどで情報を得て、
自分は発達障害じゃないかと不安に思ったり、
愛着障害じゃないかと悲しくなったりしているけれど、
今現在は苦しくても、とりあえず生活が出来ているから、
病院までは行っていない人が、きっとこの世界にはいっぱいいるはず。
 
もしかしたら、私のように助けて欲しくて手を伸ばしても、
頑張りがきいてしまうせいで、大丈夫だと思われて放っておかれてしまう人が、いるかもしれない。
ほんとうは本人はもう苦しくて、いっぱいいっぱいなのに。
 
でも、助けてもらえないなら。
自分で何とかするしかないから。
 
病院にはかかっていない、かかる必要はないと思われているけれど、
生きるのが苦しくて苦しくて、もうどうしていいか分からない、私と同じ悩みを持っている人たちに、
私が幸せになるために足掻く軌跡が何かの参考になるといいなと思いながら、
このブログをまた書き始めることにしました。
 
ちなみに、私がネットでした愛着障害の診断結果です。
{89A81136-F610-49B2-9B5C-2BD61E7B3D98}
 
{8215362C-40A1-4C0B-A954-0D76E5958CDE}

学術的に正しくない診断方法だそうですが、かなり振り切ってて、最初は結果がどこにあるか分かりませんでした。
本の結果では、恐れ回避型でした。
 
発達障害の結果はこちら。
{111F5ADB-0325-4C2B-B57F-D5DA4665BE8F}
この結果が、どれくらいの位置にいるものかは分からないけれど。
 
自分より酷い人はいる、の考え方では幸せになれないから。
 
私は苦しい、私は悲しい。
 
この現状を認めた後で。
 
それでも今まで歯を食いしばって頑張ってきた自分だから、
もう幸せにしてあげたいと思うのです。