それでもやっぱり起こる、ラッキーな出来事 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

眠れなかった金曜日の夜の状態からはかなり改善したものの、
やっぱり職場で働いていたら、部下からの無視が無くても、自然と目に涙が滲んできました。
呼吸も苦しく身体中が痛く、食欲も無くて笑顔がつくれないという、とっても辛い状況の中で、

「今精神科にかかったら、間違いなく病名がつくな。
今まで私が心の病と診断されなかったのは、どんなに辛い状況でも歯を食いしばって頑張って、
泣きながらでも休まずに働いていたからだろうな」

などと感じている自分がいました。
そして今までの私は、

「心の病と診断されて仕事を休むことは絶対に嫌だ」

と思っていたことに気づきました。

それは、過去に自殺未遂をして、窓に鉄格子のはまった精神科の病室に閉じ込められるという、
自分の意思を無視して自由を奪われた恐怖が心の中にあることと、
精神科に入院する時に実の父から言われた

「こいつはキチガイだ」

という言葉、周囲の人の腫物に触るような遠巻きな態度を跳ね返すために重ねた努力の辛さを、もう一度体験したくない、と思っていたからでした。

でも、もう家に帰ると疲れて動けなくなる生活が続いていた私は、
自分が1人で住める部屋を確保さえ出来るのであれば、
もうこれ以上頑張れないからもういいや、、、などという気持ちにもなってきていました。

だからこの状況から脱することが出来るのであれば、
周囲の人から奇異な目で見られようとも、

「早く精神科を受診したい、アスペルガーの診断を受けたい」

とさえ、思うようになっていました。

それで、自分が幸せに快適に過ごせる場所が確保出来るなら、
人の目よりもそっちが優先だろう、と思えるようになってきたのでした。

そんな状況の中では、なかなかラッキーだと思えないのですが、
やっぱり私を守ろうとしてくれる出来事は起きていて、
でもそれを今の私は心が苦しくて感謝することが出来ないので、
このブログに書こうと思います。

部下を怒鳴って大失敗をした時に、九州支社の方と話をして、
怒鳴った部下が溜め込んでいた仕事は、8月になって処理しても大丈夫だということを、
ドサクサに紛れて確認することが出来ました。

心がうまく仕事に集中出来なくて、事業の運転資金が危うく不足するかも、という事態になってしまったのですが、
たまたま臨時のお金が入ってきて、事なきを得ることが出来ました。

本当に守られてる、ありがたい出来事だと頭では思うのに、
心が疲れていて、いつものように心から感謝出来ない自分がいます。

いつも守ってくれている不思議な皆さん、
ゴメンね、そしてこんな私をやっぱり愛してくれて、守ってくれて、ありがとう。

ありがとう、ありがとう、ありがとう。

私、頑張るね、もうこんな思いを繰り返さないように、ちゃんと自分の気持ちと向き合うからね。

わたしが、今日まで抱えてきた、1つの矛盾。

「1人ぼっちは嫌だけど、ずっと誰かと一緒にいるのも耐えられない」

まず、この気持ちに向き合おうと思います。

小さい頃は、1人が寂しいなんて思った事がなかったのに。
小学校に上がって、集団の中にいるようになってから知った気持ち。

1人でいるのは平気なのに、集団の中で感じる孤独が本当に辛い。

でも、皆んなに合わせられない、合わせると自分の心を殺してしまって苦しくなるから。

まずこの気持ちと、折り合いを付けたい。

解決策なんて全く分からないけれど、今は目に入る方法は全て、試してみようと思っています。