私の中のあり得ない選択 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

先週の金曜日に、言うことを聞かない部下の言動ですっごく嫌な思いをして、久しぶりに怒りで手が震えました。

三連休の間もちょくちょく私の頭に浮かんできて苦しかったので、
以前上司から何かあったら相談してと言われていた言葉を真に受けて、今日相談することにしました。

今までの私だったら、

「何かあったら相談して」

なんて言葉は社交辞令だと思って絶対に相談なんてしませんでした。
皆んなと上手くやれない、問題を起こす人間だと思われるのが嫌で、今までの私だったらずっと1人で抱えて我慢していました。

でも、それでいつも1人で苦しい哀しい思いをしていたから、
1人で我慢していても上手くいかなかったから、
今日、揉めた部下が休みだったのも良いタイミングだと思ったので、
上司2人に別室にきてもらい、言うことを聞かない部下への対応を相談させてもらいました。

私が金曜日に部下と揉めた内容は上司2人とも把握していて、私が今日相談する前に、ちゃんと2人で対応策を考えてくれていました。

そんな、私に安心感を与えてくれる上司2人だったので、
私は自分の思いを、感情的に吐き出すのではなく、言いたいことをキチンと言うことが出来ました。

そして、今日私は上司に相談したことで、今までの私は、人を信用してなかったんだな、と気づくことが出来ました。

「何か厄介ごとを相談したら嫌がられる」

と考えるのは、私が相手のことをそんな人間だと思っていたから。

実際に相談してみたらちゃんと、私のことを考えてくれていました。

「面倒をかけてすみません」

と謝ったら、

「問題ないです」

と言ってくれました。

なんだ、私が1人で勝手に頑張ってたんだ。
私が1人で勝手に孤独になってたんだ。

今日出勤する時にはあんなに重かった心が、
今はとっても軽くて元気になっています。

そして、色んな人が自分のことを助けてくれていると感じたら、
自分ももっと人に優しくなれるような、そんな気がしました^ - ^