なんの予定もない、ただお休みするだけの休暇です。
ずっと退院してきた父と、その看護にあたっている母のことが気になっていて、
電話したいなぁ、と思っていたのですが、平日だと電話出来る時間が遅くなってしまって、なかなか電話出来なかったので、
お休みをとった月曜日の午前中に実家に電話してみました。
でも、延々と電話のコールを鳴らしても、誰も出ません。
「これは病院に行ってるな」
と思って、夕方にまた電話しようと思っていたら、
先に母から電話が掛かってきました。
あまりのタイミングの良さに、私が午前中電話したことを知っていて、折り返しかけてくれたのかと思ったくらいでした。
でも、母が電話してきたのには、他にちゃんと理由がありました。
「お父さんがまた入院した」
と言われました。
今度は1週間くらいの入院になるだろう、とのことでした。
あんなに電話しなきゃ、電話しなきゃと思っていたのは、こういうことだったのか、と思いました。
父の体のことも勿論心配でしたが、体の弱い母が介護で参っていないかも心配でした。
でも、電話を掛けてきた母は、父の病状を笑いながら教えてくれました。
私が母の体調を心配すると、
「お母さんは大丈夫よ、こんなことで倒れてられないでしょう?
お父さんが入院した後、ご飯もいっぱい食べたのよ!!」
と、元気に話してくれました。
心の中にやるべき事を持っている人は強いな、と思いました。
何よりも、出血して再入院した父の様子を、笑いながら話せる母の心の強さを、とても眩しく感じました。
おかげで、心配で重く沈みそうになっていた私の心が、ふっと明るい方に浮上しました。
私も笑おう、と思いました。
暗い状況を笑う母が、とっても素敵に感じたから。
私もお母さんのようになりたい、と思った出来事でした。