こんにちは、千葉県議会議員の岩井やすのりです!昨日は、栄町長選挙の告示日にあたり、現職岡田正市候補の出陣式に出席してまいりました。

 

 

地元選挙区から選出の白須賀衆議院議員や板倉印西市長、小泉成田市長などをはじめとして、300人あまりの来場者で、熱気あふれる出陣式となりました。

 

わたくし自身も、選挙戦後半の3日間(木~土曜日)は街宣カーに乗って、岡田候補の応援をしてまいる予定。近くまで来ましたら、ぜひお声がけいただければうれしいところです!

 

 

さて、先月から当ブログやいわちゃんポスト4月号にてお伝えしてきた、県保健所における食品衛生監視員の法定外任用の問題について、県はようやく一部の事実を認め、昨日、記者会見を行いました。

 

今回、認めたのは3件で、なんらの食品衛生行政事務経験を持たない栄養士を任用した2件と、現場で「とんでもない事例が出てきた」と言われていた、臨床検査技師というだけで任用していたという1件です。

 

(千葉日報 4/18付朝刊)

 

朝日新聞 4/18付朝刊

 

そもそも、県担当課に対し、無資格任用の実態について追及し始めたのは3/27のこと。県内各保健所に、資格を持たない職員の任用がないか、過年度分も含めて調査を行うよう要請したことは、同日の弊ブログでお伝えしたところです。

 

↓3/27ブログ記事

県健康福祉センター 食品衛生監視員に無資格任用実態の疑い

 

ところが、昨日の記者会見では、その前日である3/26に「職員から『任命要件を満たしていない職員に…問題である』旨の指摘があったことから、任命状況を確認した」と、まるで自浄作用が効いて、県が事態を把握できたと言わんばかり。ということは、私がヒアリングを行い、かつ全県調査を行うよう依頼した日のたまたま前日に、庁内から問題の指摘があり、状況確認を行ったと言っているわけで、いや開いた口が塞がらないとはまさにこのことです。

 

さて、この3件の公表で全容解明かというと、そうとは言えなそうです。他にも、本来必要となる食品衛生行政に関わる行政経験を経ないまま、栄養指導員としての職務2年を食品衛生行政に関わる経験とみなし、食品衛生監視員に任用する事例が数多くあるとされているからです。

 

健康増進や栄養成分表示の適正化を目的とする栄養指導員の職務は、食品衛生法を根拠として、衛生基準の遵守、食中毒防止を図る食品衛生監視員の職務と大きく異なるもの。栄養指導員の職務経験2年を以て、食品衛生行政に携わったとは到底言えず、厚労省担当課も、「他県では聞いたことがない」と驚きを隠さないほどなのです。

 

この点については、週明けに印旛保健所、習志野保健所と相次いで現地調査に入る予定となっており、現場の実態についてさらに調べを進めていくところです。

 

繰り返しとなりますが、食品衛生監視員は民間の飲食店に立ち入り、時に厳しい指導、処分を決定する職種。県民に法の順守を求める以上、自らも襟を正し、コンプライアンスの徹底を求めてまいります!