こんにちは、クレーム対応コンサルタント の大村美樹子です。
遅れてやってきた今年の春も、いよいよ中盤。
せっかく綺麗に咲いた桜も、今日の雨風で散りかけています。
こんな時に思うのが、桜を巡るクレーム。
花の時季は美しくてよいのですが、花吹雪舞う頃が過ぎると、桜並木の
近くに住まわれている方はなんだか落ち着きません。
しばらくすると、実った小さなさくらんぼが落ち、その赤紫色の汁が厄介。
風で飛ばされたりすると、洗濯物を汚してしまい、なかなか落ちないという
困った事態を招きます。
さらに初夏になると、アメリカシロヒトリという害虫が大量発生し、気味が悪い
ことといったらありません。
さて、こんな時に人はどうするか。
自然の摂理が招く副産物、と割り切れる方はよいのですが、洗濯物のシミや
毛虫の大行列にはガマンならず、誰かに何とかしてほしい!と思われ、行動に
うつす方も少ないながらもおられます。
文句を言う相手は、多少なりとも桜の植栽に関係していそうなマンションの
管理会社か、植木やさんが多いようです。
そもそも、家の前の桜の樹なんてロマンチック…と思っていたところがとんだ
被害、ということで、期待を裏切られたような、やり場のない気持ちもあるのかも
しれません。
そしてクレームを受けられた側は、桜が勝手にやってることでウチには関係
ない!なーんて突っぱねずに、いても立ってもいられずに電話を下さった
方々に、感謝の気持ちを伝えましょう。
わざわざ調べて、当社に連絡をいただいたわけですから、
まずはお礼から、そして自分たちでお役に立てることがないのかを、一緒に
考えていく姿勢が大事ですよね。
そう、ここでもお客様の思いを受け止めることで、きっと次の何かにつながる
出会いがきっと生まれるはずです。
いわれのないクレームに悩むみなさま、まずは受け止めてあげる優しさも
お忘れなく。
自分が相手の立場だったら…と思いを馳せながら動けば、相手もクレーム
以上に、温かい何かを感じてくれるはずですよ♪
クレーム対応コンサルタント
大村美樹子
