お客様から,販売した商品についての苦情電話を受けた
担当者,即,こう返しました。
「では,他の商品への交換をご希望とのことですね?」
お客様のお言葉をそのまま受けて,すぐに対応してさし
あげたい,という気持ちは素晴らしいかもしれない。
でも,お客様のご希望は,本当にモノの交換だけだった
でしょうか?
どうして気に入らなかったのか。
何が期待と食い違っていたのか。
お店側に,それを聞いてほしかったのでは?
物販における苦情は,商品への不満が多いのは事実です。
だからこそ,商品とお客様のあいだをつなぐ者として,
まずは気持ちを受け止めることに全力を注ぎましょう。
交換や返品はその後の作業。
最初にお客様の思いを理解することが,次につながる大きな
ヒントになります。
