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一日遅れまして、東北広域震災NGOセンター協力団体のJIM-NETのKより
3月22日(8日目)の報告をさせていただきます。
1.22日の活動報告
・朝8時半 IVY事務所集合
・3トントラックに支援物資を積んで、前日山形入りしていた兵庫県よりお越しの
ムサシさん(高枝切り鋏のメーカーだそうです)のOさん、助手として連れてこられた大学生君と
IVYのメンバー6名と出発。
・今日から緊急車両は山形道の上り線も全線走れるようになり、
20分ほど時間短縮してK郡にある東日運送の物流センターへ。
・物流センターでは、ユニクロさんの支援衣料をたくさんいただき、
積載作業は東日運送の皆さんがさすがプロという手際の良さで手伝ってくださいました。
東日運送は、行く度に総出で手伝ってくださいます。
今回は、トラックのタイヤの修理までしてくださいました。
【Y小】
・物流センターからH市Y小学校の避難所へ。
この避難所で一番頼りになる物資担当のS君に声掛けをしてもらって
避難者の方たちに手伝っていただき、ユニクロ物資、調味料各種、洗剤、
スポンジ、トイレ掃除用ブラシ、トイレ掃除用洗剤他を引渡し。
・本日の聞き取り内容は以下のとおり 避難者数:350人(150人ほど減少)
・医療関連:定期的な医師の巡回があり、避難者の処方薬については足りている
【H高校】
[ 医療関連 ]
・被災してこの避難所に避難しているドクターが診療所を運営しているので、
24時間医師がいるという理想的な状態。
・ただし、ドクターによれば、そう遠くないうちに避難所内診療所は閉鎖し、
外で開業することになだろうとのこと。医薬品等は間に合っている。
[ その他 ]
・男性の避難者は昼間は消防団などの仕事で出ていることが多い。
男性の多くはどろどろに汚れて帰ってくるが洗濯は思うようにできないので、
着替えはたくさんほしい。
・だんだん日常の感覚を取り戻しつつあるためか、
年齢などに応じた衣料品がほしいといった要求も。
靴についてはたいていの被災者は1足しか持っていないこと、
めがねがなくて困っている方もいることなどを直接聞くことができた。
・炊き出しの味噌汁をすすめられたり終始友好的な雰囲気。
【O市民センター】
[ 医療関連 ]
・センターの運営ボランティアの方の話によれば、日赤病院から一日おきに医師が来る。
自衛隊の医療班も訪れるのでセンター内の医療は十分。
しかし、周辺の、避難所に身を寄せていない被災者の医療は十分ではないとのこと。
※ H市での聞き取りから、JIM-NETが看護師を派遣するとしたら、
周辺の巡回健康相談的なことをメインにやるべきか…。
IVYユースメンバー二人をY小学校に残し、M町へ。
山側から順に三つの避難所を訪問。
【I小学校】 (新築のりっぱな校舎)
[ 医療関連 ]
・関西の某医大チームのマイクロバスが停まっていて、医療に関しては不自由していないとのこと。
・物資についても今のところ充足。
【S中学校】 (校庭にSOSが描かれていた、高台にある中学)
・300人程度が避難。子どもは30~40人程度。60~70代が多い。男女比は半々。
・外で避難している方々が炊飯。
・閉鎖したスキー場からスキーウェアをいただき、大変温かいとのこと。
・リクエスト: シャンプー、石鹸、歯ブラシなど日用衛生用品。カップ麺もほしい。
[ 医療関連 ]
・避難所内に医療センターがあるので、医療に関しては不自由はしていない。
【M町総合体育館】
[ 医師からの聞き取り ]
町の医療施設は津波で壊滅し、医師も被災した。被災した医師が避難所内の診療所を切り回している。
遠くないうちに精神分野の専門医が必要になってくるだろう。衛生状態もよくはないので、
感染症のケアが必要。3,4日のスパンで手伝いを申し出てくれる看護師はたくさんいる。
気持ちはありがたいが、仕事に慣れ始めた頃に辞められるぐらいなら要らない。
2週間はとどまって働いてほしい。現場のメンバーには交代要員が必要。
→あるNGOから精神科医を派遣したいので派遣先を紹介してほしいとの
連絡が入ったので、こちらの施設を紹介。
・明日(23日)は、S町S病院での活動を終了し、
ボランティア4名を仙台市まで送迎後、M町の、I市を回る予定。
この三日間、一匹も猫を見かけていません…。
◆ 物資の提供について
ひとまず受付終了とさせていただきます。ありがとうございました。
倉庫の在庫はほぼ配達することができましたが、現在、他の倉庫に眠ったままになっている、
もしくは他団体様に寄せられた物資の確認作業をさせていただいております。
確認作業が終わり、不足物資がわかりましたら再募集いたしますのでしばらくお待ちください。
◆ 支援金を受け付けております
支援金は以下の口座にお振込ください。
本日までの支援金総額は 3,010,204円 です。
1)郵便振替
加入者名:IVY 郵便振替:02290-2-85967
*「地震」と必ず書いてください。
*お振込手数料に関してはこちら をご覧ください。
2)銀行振込
山形銀行 寿町支店 普通預金 366153
特定非営利活動法人 国際ボランティアセンター山形 代表理事 枝松直樹
*銀行振込の場合はメールか電話で事務局まで必ずご一報ください。
*お振込手数料に関してはこちら
をご覧ください。
【支援金の使途について】
・リクエストのあった支援物資の調達費、炊き出しの材料費、燃料費、
道具のレンタル代、ディーゼル代等
・その他2割を上限として、電話代、印刷費、人件費にも使用します。
*寄附金は税金の寄附金控除の対象となります。
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March 22 Report on activities
From today all the lanes on the Yamagata roads are open, so the trip to the stricken areas is shorter for both our Emergency Vehicles.
Today we distributed clothes from Uniqlo, some basic cooking ingredients and cleaning supplies.
Many male refugees have organized themselves like the local fire-fighting cadres to go out and do clean up work during the days. They come back really filthy and are unable to doh laundry as they would like to, so they need lots more changes of clothes.
Most of the refugees have only one pair of shoes.
Many are troubled because they don't have their glasses.
* Regarding Medical Issues
Doctors from Ni-Seki Hospital, the Japanese Red Cross Hospital, come every other day, and the Self Defense Force medical group also visits, so there is enough medical care at the Center; however, there is not adequate medical care for sufferers in outlying areas.
Before long, psychological specialists will probably also be needed.
Hygienic conditions are also not good, so it will be necessary to take care of transmissible diseases.
In these three days, we have not seen a single cat.
支援物資積み出しの様子