不妊治療の保険適用により、若い患者様で体外受精を希望される方が増えてきました。
人工授精もしかりです。今まで3万円が平均であった人工授精が5,700円ぐらいになったのですから。人工授精のための超音波検査も自費でしたから、人工授精が保険適用になったことで、卵胞計測のための超音波検査も保険となりました。
また卵管鏡下卵管形成術(FT)の治療周期でも、同周期に人工授精が保険で受けられるようになりました。FTと人工授精は最強のコンビネーションです。これも同じ月にFTと人工授精を受ければ、高額療養費の関係で9万円以内ですべて実施することができます。
最初に書いたように、4月になってから若い患者様が体外受精を希望されることが多くなってきています。これは当然の成り行きだと思います。今まで50-60万円掛かった体外受精が8万円台で受けられます。たとえば、保険で15万円掛かったとしても、高額療養費となれば支払額は8万円台になります。また、体外受精を受ける前に、高額療養費の認定証を取られれば、クリニックで限度額（多くの場合は８万円代）を支払うだけで、何十万円を立て替える必要もありません。このような事が可能となったた、若い患者様が、今までほどに費用の事を気にすることなく受信が可能となったため、若い患者様の増加につながっていると考えています。若いうちに治療を受ける方が妊娠率が高いので、妊娠希望の方ははやめの受診をおすすめします。もちろんタイミング治療も保険適用です。お忘れなく。
言い忘れてました、タイミング治療と人工授精については、回数制限、年齢制限はありません、
みなさま、今がチャンスです。不妊症が心配な方は、出来るだけお早く外来を受診してください。若ければ若いほど、妊娠する可能性が高くなります。