37歳 AMH2.28
他院で体外受精開始
採卵3回実施
受精障害(多核、1PN多い)
採卵で10個とっても受精卵は1個程度
移植2回 全て判定陰性
受精卵への説明がないことと
刺激が同じ繰り返しだと感じて
当院受診された
当院にて再度自己抗体検査実施
・DESCRETE 640倍
体調不良や膠原病の自覚症状などはなし
・抗精子抗体陽性
・抗PE IgG陽性
・抗TPO抗体正常範囲 TSH高値
甲状腺内科にて内服フォローへ
当院にて再検と自己抗体の追加検査で
新たな自己抗体の状況もわかってきました。
→ここら辺についてはこのブログで復習を!
正常な受精について(2PN)
0PN、1PN
3PN以上について
の説明をじっくりしていきました。
保険診療で当院開始希望
採卵1
レコベル
アンタゴニスト
刺激日数:12日間
排卵誘起:hCG
採卵数:6
成熟卵(M2):2個
未熟卵(M1):4個
受精:PICSI
1PN→胚盤胞ならず
3PNにて培養終了
事前情報に追加して
#成熟障害
→12日間の刺激にも関わらず未熟卵多い
#受精障害
採卵決定時の卵胞サイズを調整し、
首席卵胞を22-25mmで採卵とし
採卵数も増やして取りに行くこととした
採卵2
ゴナール
アンタゴニスト
刺激日数12
排卵誘起:アゴニスト単剤
採卵数:17個
成熟卵(M2):8個
未熟卵(GV/M1):9個
受精:PICSI
2PN:2個→胚盤胞ならず(D3でフラグ多い)
多核:4個→培養終了
変性:2個
→成熟卵数は増えるが、移植胚とはならず
成熟障害に対し
hMG注射に切り替えたいが
物品の供給不足にて変更できず
採卵3
クロミフェン+ゴナール
アンタゴニスト
刺激日数12
排卵誘起:アゴニスト+hCG(dual)
採卵数:7個
成熟卵(M2):2個
未熟卵(GV/M1):4個
変性卵:1
受精:PICSI
多核:2個→培養終了
採卵4
クロミフェン+レコベル
PPOS(LHみて開始、量調整)
刺激日数12
排卵誘起:アゴニスト+レコベル(dual)
採卵数:14個
成熟卵(M2):7個
未熟卵(GV/M1):6個
変性卵:1
受精:PICSI
2PN:3個→胚盤胞ならず(D3までは良好)
多核:4個→培養終了
初期胚凍結へ計画書変更
採卵5
クロミフェン+レコベル
PPOS(LHみて開始、量調整)
刺激日数13
排卵誘起:アゴニスト+レコベル(dual)
採卵数:9個
成熟卵(M2):4個
未熟卵(GV/M1):4個
変性卵:1
受精:PICSI
多核:4個→培養終了
採卵6
ゴナール
ショート
刺激日数14
排卵誘起:hCG10000単位
採卵数:5個
成熟卵(M2):4個
変性卵:1
受精:PICSI
2PN:2個→D3で2個凍結
多核:2個→培養終了
当院移植1(前医で2回済)
ホルモン補充周期
D3分割胚(5細胞、7細胞)
判定陰性
採卵7
ゴナール
ショート
刺激日数14
排卵誘起:hCG10000単位
採卵数:10個
成熟卵(M2):4個
未熟卵(GV/M1):5個
変性卵:1
受精:PICSI
多核:3個→培養終了
変性:1個
採卵8
クロミフェン+ゴナール
PPOS(LHみて開始、量調整)
刺激日数13
排卵誘起:アゴニスト+hcg10000単位(dual)
採卵数:13個
成熟卵(M2):10個
未熟卵(GV/M1):1個
変性卵:2
受精:split
多核:6個→培養終了
2PN:2個→D3で2個凍結
0PN:1個→分割なし
1PN:1個→胚盤胞ならず
当院移植2(前医で2回済)
ホルモン補充周期
D3分割胚(9細胞、8細胞)
妊娠判定陽性(HCG:551)
胎嚢確認
心拍確認
妊娠10週にて発育問題なし
→当院卒業となる
Kinoshitaより)
刺激方法
刺激日数
採卵決定卵胞サイズ
排卵誘起(方法・時間)
凍結基準
受精方法
あらゆる部分を話合いながら決めていきました。
当院の検査で
あらゆる体質や受精卵のことを理解してもらいながら
辛い採卵を続けてきてもらいました。
採卵をくり返していく場合
納得して、理解しないと
頑張れなくないですか??
受精結果だけを
メールでもらって
アプリだけで確認して
次の採卵に行く。
結果が思わしくない方にとっては
辛い瞬間ではないでしょうか。
私は採卵後の結果説明が
ご夫婦にとって
とても大切な瞬間だと感じています。
#セントロメア抗体陽性
#抗精子抗体
#受精障害
#成熟障害
を乗り越えての妊娠卒業!!
ずっと私が説明、計画していたので
私も本当に嬉しかったし、ほっとしました。。
このまま順調に育ってくれることを
心から祈っております。。