こんにちは!
胚培養士のMです😌


前回のブログでは、第66回日本卵子学会学術集会の参加報告として、
培養研究部から発表を行った演題についてご紹介しました。

このブログでは前回に引き続き、残りの2演題についてご紹介していきます!

1つ目のタイトルは、
「卵子画像から胚盤胞形成を予測する非侵襲的AIアプローチ」です。
この研究では、卵子画像1枚から胚盤胞形成を予測するAI“Life Whisperer Oocytes(LWO)”を用い、卵子の品質評価が非侵襲的に行えるかを検討しました。
 

結果として、AIの評価により出されたスコアが上昇するにつれて胚盤胞形成率は有意に増加しました。このことから、卵子段階から胚盤胞形成をAIによる画像解析によって客観的に評価できることが示されました。

 


これは卵子の品質を非侵襲的かつ効率的に評価できる方法として活用できる可能性があります。特にこのAIを使うことで、経済的制約に伴う卵子凍結の最適化や、より精度の高い胚選別が可能になることが期待されています!


2つ目のタイトルは、
「3前核胚から2倍体のmicro PN胚を識別するための詳細な解析」です。
微小核を含む3前核胚(micro PN胚)についての研究は、これまでにも様々な学会で発表してきました。


 

 


今回の研究では、micro PNと他前核との直径比率およびmicro PNの直径によって、2倍体のmicro PN胚の識別が可能であることが示されました。またライブセルイメージングの結果、micro PNは少数の染色体で構成されているため、倍数性異常のリスクは低いことが示唆されました。

今後も患者様の治療に貢献できるよう、micro PN 胚に関する研究を続けていきます!


今回のブログは以上です!
最後の演題については、次回のブログでご紹介します😊

胚培養士M

 


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