日中は暖かく、過ごしやすい日が続くようになりました。
Labは4月から新入職員が入り、教育・指導に奮闘中です。
胚培養士のY.Kです。

前回の「培養室の1日」では、体外受精について紹介しました。
今回はICSIについてご紹介します。
以前のブログでもICSIの流れや適応について詳しくご紹介しているので、そちらもご閲覧下さい。(【胚培養士のお仕事】媒精~顕微授精(ICSI)~
今回は以前紹介した内容とは違う"術者視点"で書きたいと思います。

まず、ICSIは和名で「卵細胞質内精子注入法」といいます。
受精には卵子細胞質内に精子が侵入することが必須ですが、ICSIはその名の通り、卵子の細胞質内に精子を直接おいてきます。そのため受精を精子の自力に任せる体外受精よりも、ICSIは統計的に高い受精率が得られます。ただし、ICSIは手作業なゆえに施設(術者)の技術レベルに左右されます。
 


ICSIは確実に卵細胞膜を穿破し、確実に卵細胞質内に精子を置いてくることで完了します。書いてあることは単純ですが、目の前に泳いで来た様々な形態の精子からより良好な精子をpick upし、これまた様々な感触の透明帯・卵子細胞膜に適応しつつ穿破し、卵子細胞質内まで精子を確実にアプローチしなければなりません。その間インキュベーター外の作業になるので、もちろんスピードも大事です。また、'感触'と上記していますが実際に触れるわけではなく、'マイクロマニピュレーター(マイクロ単位の微細な操作を行う機械)を操作して卵子を触っているのを、顕微鏡を通して見た様子'になります。そのため、ICSIは視覚頼りなのでものすごく凝視して行い、ゾーンに入っているのじゃないかという集中力をもってICSIしています。ICSIに限らず胚培養士は顕微鏡下での業務がほとんどのため、ドライアイや眼疲労、ストレートネックに日々気を付けていますあせる
 
その後受精確認用のDishに移し替え、Time-Lapseインキュベーターにて培養を行います。翌朝には前核が確認できるまで発生が進むので、観察し受精確認を行います。(【胚培養士のお仕事】受精卵の成長 ~培養1日目~)

精子や卵子は十人十色です。一つ一つのICSIに真摯に向き合い、より多くの受精の助けになれればと、事上磨錬の日々です。

次のテーマはBiopsy(PGTの胚生検)です。

 

 


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