こんにちは!
今回は、胚培養士が行う『胚移植』についてご紹介します!
当院で移植する胚は、分割期胚と胚盤胞の2種類があります
分割期胚移植
保険治療:受精後2日目or 3日目の胚を移植
自費治療:前核期胚を融解し、培養2日目or 3日目に移植

胚盤胞移植
保険・自費:移植当日に融解し、当日移植

体外で育った胚は、少量の培養液とともに体内へ移植されます
移植用の培養液には、以下の2種類の培養液があります
胚培養用の培養液
ヒアルロン酸含有の培養液
ヒアルロン酸は卵胞液や子宮腔内にも自然に存在し、
粘着性のあるムコ多糖体で胚の着床を助ける効果があります!
自費治療では、みなさまヒアルロン酸含有培養液を使用します
保険治療の患者さまでもヒアルロン酸含有の培養液を選択することができます!*
*オプションにつき、移植費用に加算されます
では、移植時に胚培養士がどのように胚の準備を行っているのでしょうか
① 移植胚を移植用の培養液に移し替えます
② 移植胚を培養液と共にカテーテル(細くて柔らかい管)に詰めます
③ カテーテルをOPE室の胚培養士に渡します(胚は培養室からオペ室へ)
④ 医師にカテーテルを渡し、医師が患者さまの子宮へカテーテル挿入して胚を戻します
⑤ 最後にカテーテルの中に胚が戻っていないかを確認します
(カテーテルはオペ室から培養室へ)

移植時には、患者さまにもエコー画面を見ていただきながら進めています
エコー画面、どこを見たらいいのかよくわからない、、、
ご安心ください!
移植時のエコー画面について説明した記事がありますので
そちらの記事を参考にしてみてください
【胚培養士のお仕事】~胚移植~
胚移植は、患者さまからお預かりした大切な胚に関わることのできる最終段階です
ひとりでも多くの患者さまが妊娠の喜びを感じられるように
胚にやさしい操作を心掛けながら業務を行っております
次回は、移植の準備段階に行う業務のひとつである、
孵化補助についてご説明します!
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