名護から三線が到着 | いわのふ釣行録

いわのふ釣行録

釣果をアップしたり、釣りに関する話をアップしていきます。


未だに気軽に釣りにも行きづらい状況なので竿を棹に持ち替えました。

という冗談は置いといて、今日はもう一つの趣味の三線について。

最近、ちょっといい三線が欲しくなり。。。


4年前に初めて買ったのは、ユシ木で本皮張りの三線。初心者用といいつつも、名工といわれる職人が作った物で、家で弾いたりするには充分一生使える三線(写真の左)なんですが、三線が好きになるにつれて、材質とか、ちょっと良いのが気になり、黒檀っていいな、みたいな。

黒檀崇拝みたいなのが三線愛好家には基本ありまして、どこそこ産の黒檀が良い、とか色々、拘ればキリがない沼があるのです(笑)

まぁ、僕もその沼の淵に立ってしまい、、、黒檀の棹の三線が欲しくなってしまった次第。

もともとギターも弾くので、木の材質に少なからず興味もあるし、木の良し悪しで、違いもある程度判るような気がします。

ギターでいうと良い材木は、フェンダー社がかなり買い占めていて、マスタービルダーという数名からなる名工が優先的に良い材木キープみたいなシステム。

現にマスタービルダー物は一本所有してますが、ネックを触ってて気持ちいいというか、しっくりくる。ずっと弾きたくなるんですよね。何人もミュージシャンに貸し出しましたが、全員同じ事を言います。

というわけで三線でも同じだろうと思い始めました。

そうなったら我慢出来ない(笑)

ちなみにルアーのバルサ材の良いやつはラパラ社が買い占めているとききました(笑)


さて本題。

本当は沖縄に行って、実際に弾いて選びたいと思ってましたが、いまは沖縄に行く、ってのは自分の環境では厳しい。。。

ネットオークションでも欲しいかも、みたいな三線がちらほらあるんですが、楽器は当たり外れの差が巨大すぎるので、同じ実物を見ないで買うなら、仕上がりも良かった一本目の三線を買った職人さんのところで買うかー!と、電話で三線店の女将さんと話をしてみた。

まずはいきなりお買い上げではなく、黒木の三線の値段の相場やオーダーした場合の納期が分かればと思いつつ、

4年前に名護に旅行した時に、初めての三線をそちらで買ったけど、新たに黒木の棹のが欲しいんです!という旨、を聞いてもらった。

あと、ホームページとかは無いので、通販って可能か、の確認も。

ちなみにこちらは名護の上原三線店。

名護で二代続く信頼おける職人さんの三線店です。


電話でいきなり切り出したのですが、女将さんもこちらの予算や欲しいイメージを聞いて、それならいいのが一本あるよ、と。

クルチ(黒木)だったら、カマゴンからあって🤭🤭円でも買える。だけどカミゲンなら四つ割あるよ。

(原木を木の中心の導管を使わない形で4等分に割り出した材木。通称『四つ割』。材質的に安定するので良いとされているようです。カマゴンとかカミゲンって言うのは産地や木の種類による違いにより呼び方が変わるのですが要は黒い木です。最上級はエーマークルチ)

そのカミゲンは、もう完成してるんさ。進さんのオススメはこれなんだよね、と。で、毎日、三線職人である進さん(大将)がちょっとずつ弾いて馴染ませてる、との事。

那覇あたりで買ったらもっと大変な値段だけどね。

これはオススメだから予算が許すなら、間違いないよー、といいます。

さらには、他もちょっと安い棹はあるけど、まぁ、ぜんぜん違うんさー、とおっしゃる。

いいの欲しいならキリがないが、品質的にコレが一番コスパいい、というのが伝わってくる。

しかし、🤭万円予算オーバー。

うーむ。悩む。。。

その時、大将から値下げOKのサインが出たのでしょう、少し割引してくれました。

一応、家内の確認を取ります、と一呼吸置きましたが、迷わず買いです。

やはり一本目の三線からのリピーターという事で、かなりサービス価格だったかと思います。

あと、名護や本部など沖縄北部で、地元に密着した工房型の店舗は地元価格という感じで良心的な感じがします。

三線の値段はピンキリで、簡単にいうと大きくは棹の木の材質や産地で価格が上下します。(他にもありますが割愛)

一般的に黒檀が良いというか、まあ、そもそも希少な材木なので高いんですが、硬くて曲がったり、削れたりしにくい、という事で人気があるので需要に比例して高いんですよねー。

と、言う事で念願の黒檀の三線。

今回の型はユナー(与那城型)です。

一本目がマカビ(真壁型)なら違う型も楽しいよ、と言われたので素直に従いました(笑)

棹がズシッとしてて、手がデカイ自分的には好みです。

上原三線店は皮張りが上手、という事で有名なので、もちろん本皮張り。

カラクイも量産品ではない県内の職人の手作りのものがついてます。実はそこはあまり拘りがなかったんですが、頻繁に触る部分なので、やはり丁寧に作られているのが分かり、気持ちが良いです。

棹はスンチー塗りでシラタの部分が綺麗に出ています。ちなみに裏は真っ黒。


シラタの部分に黒い星があります。

黒い三連星(笑)というには不揃いですが、目印になっていい感じ。

名前は黒い星にちなんで『くるふしぐぁー』(ブラックスターちゃん)にしようかな。

あとは木が枯渇する前の昭和中期ぐらいの中古三線が欲しいけど、こればかりは沖縄で探すしかないかー。