「この世の春」上下巻 | 静と動 ibara's blog

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生きる力となるLIVE「動」
思うがままに 書き綴ります

さてして
脳ミソ埋め埋め(≧∀≦)!!


今回は 昨年夏に図書館で予約して
やっと順番が回ってきた時代小説
宮部みゆきサン
「この世の春」上下巻




あらすじは…

皐月の夜半過ぎ
各務家の裏の木戸の方から声がする
父 数右衛門と一緒に住む
娘 多紀は手燭を掲げ板戸を開けた


そこには三十前後の女と
襟元から覗く三歳ぐらいの子供がいた
知らない顔だ 近隣の者でもない


女は田舎道を急いできたのか
半ば気を失っている
多紀は女を支えつつ 理由を聞く


すると女は
御用人頭の伊東十郎兵衛成孝様の
屋敷に務める乳母だと言う
その子供は 嫡男一之助様であり
更に成孝様がお役御免になり
一之助様を連れて逃げるようにと言われた


そして主から 万が一の場合は
各務数右衛門におすがりするようにと
言い含められていた


御用人頭 伊東十郎兵衛成孝とは
一介の郷土から成り上がった新参者
殿の重用をいいことに
家老衆や殿の親戚筋からも
不評を買うほどの専横ぶりの人物だ


その悪評高き成孝が
父と関わりがあるとは思えず
何故 各務数右衛門を頼れと言ったのか
多紀には 全く分からなかった


その翌日
北見潘六代藩主 重興が病重篤につき隠居
重興に重用された伊東は
失脚となったとお触れが届いた
この変事により乳母の一件は理解できた


しかし この後
多紀には 思いもよらない出来事が
待ち受けていた…



☆いやいやっっ
むっちゃくちゃ面白かったっっ(≧∀≦)!!
時代小説ならば宮部みゆきサンですが
そこはやっぱり宮部サン 
怪異や呪い系を取り入れ
読者を翻弄し泣かせ夢中にさせる!!!!


読みはじめて 数時間で
上巻7割がた読んでしまうほど
引き込まれました(#゚Д゚)ノ
更に続きが気になり
あと少し あと少しと睡眠時間を搾取し
寝不足になる展開Σ(゚д゚;)
恐るべし宮部サン(笑)


そして この作品は
残酷で悲しくて
深い愛に満ちた物語です(T∀T)
号泣なくして読めません(T∀T)
もうラストなんてっっ
感極まりまくりです♪( ´∀`)(T∀T)(´∀` )♪
是非是非読んで頂きたい(≧∀≦)!!


実話怪談本以外なら
今年一番のオススメです(T∀T)



以下独語⬇
今年~100 冊目♪
この作品が 丁度100冊目とは
キリが良いですなぁ~。:+((*´艸`))+:。