「全国怪談 オトリヨセ」 | 静と動 ibara's blog

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さてして
脳ミソ埋め埋め( ;゚皿゚)ノシ


今回も 黒木あるじサン
「全国怪談 オトリヨセ」



この作品は 全都道府県の怪談を
地名や場所を開示した実話怪談でした(* ゚∀゚)


中でもヤバかったのは
「橋の女」愛知県


あらすじは…

名古屋市のバーに勤めるZ君に
東京駅の喫茶店で聞いた話


ある午後 
市内の繁華街にかかる橋のたもとで
友人と待ち合わせをしていた


「どうも」
突然の声に振り向くと 長髪の女が 
こちらを覗きこむように笑っている
髪型がやけに古臭く 肌はざらざら
着ているワンピースもくたびれていて
あからさまに安い香水が ぷんと匂った


「どちらさん…でしたかね」
訪ねてみるが 女は笑うばかり
彼が呆然としているうちに
くるりと向きを変えて雑踏に消えた


ちょっと アレな人なのかもしれない
気を取り直して 友人を待つ
「どうもお」
再び女が声をかけてきた


今度は相手にするまいと無視したが
彼の周囲を歩き回っているようで
視界に汚れたワンピースが
ちらちら入り込む


目を合わせぬように俯いた途端
泥でも吸っているかのように
黒ずんだワンピースの裾が
靴の先に飛びこんできた
驚いて顔を上げたが
女は何処にもいなかった


その晩
バーへ出勤するなり 
マスターが女性用の香水の匂いがすると
彼をからかう


彼は 昼間の一件を思い出し話した
「それ、マズイな」
顔を曇らせたマスターが話始めた…



☆いやぁ~かなりヤバイ(ノ゚д゚)ノ!!
この女性の正体と 
その後の展開はキテますΣ(゚д゚;)
何故 名古屋市在住のZ君が
東京駅で話したのか…
ここにも意味があるんですΣ(゚∀゚)ムム


この全国の怪談の一話一話の後に
その舞台となった場所や事柄 人物などの
補足書き的なものがありまして(^_^)


それが 知らなかったことが多く
結構タメになりました♪
いつか行ってみたいと思う場所もあり
全国オトリヨセ 良いです( *´艸)


他に
「記念写真」栃木県
「寝ている男」長野県
「シオキバ」大阪府もキテました( ;`Д´)



以下独語⬇
今年~88 冊目♪
次も 実話怪談ですね(#゚Д゚)ノ