デニムの国から -33ページ目

デニムの国から

このブログを読んでくれた すべての皆様に幸福が訪れますように・・・
たくさんの波乱万丈な半生をコミカルに 小説仕立てでお届けします・・・
同じような経験をした方に勇気と元気を与えられたら幸いです・・・
Wishing your happiness and prosperity!

父親の仕事関係を通じて 憧れの地 大阪での

OL生活が 実現しようとしていた・・・

どの時期だったか 忘れてしまったが、短大を

卒業するまでに 一人暮らしをする部屋も見ながら

大阪へと向かった・・・


一度はあきらめていた都会での生活・・・

一体どんなことが起きるのか まったく想像もできず

とにかく 人の流れの速さに 驚いた・・・


メーカー自体の本社ではなく、その販売会社の本社へ

面接がてら向かった・・・


当時の社長・専務ともに 父親の働く造船業と

関わりがあったようで、あぁ どうもどうも・・・と

私の雇用がメインというよりは、父との再会に

盛り上がる・・・・そんな ひとときで終わった


帰りがけ、社員の女性が 定時の5時と共に

帰って行くのを目の当たりにした。


会社内で一番 派手な格好をしていた人だったが

その人を 見た瞬間 さすが大阪人は違う・・・と


田舎地味た 芋姉ちゃんの自分が 恥ずかしかった


道中 父親と話した会話など まったく

覚えていないし、話したかも定かでないが・・・

娘を 都会へ出す 父親の気持ちは 一体全体

自分がすすめた話ではあるが 微妙だったと思う。


何しろ そこでのOL生活は 憧れからは

ほど 遠い 紆余曲折が連続した 4年間だったからである。


しかし、これも 人生の筋書き通りだったと

するならば・・・ かなり鍛えられた気がする・・・


もし、小学校のバレーボールで あれほどキツイ

練習をしていなかったら・・・

小学校時代の いじめや 嫌がらせを経験していなかったら


また 善通寺で培った 心の親友がいなかったら


大阪での生活はできなかったと しみじみ思う


やはり、筋書き通りの道を歩んできたかもしれない

夢と希望が 無残に散っていくことを その時の

私は まだ知る余地もなかった


                       つづく

就職活動で 円形脱毛症になってから どうやら

父がひそかに 私の就職先を 当たってくれていた・・・


もともと口数の少ない人だったため 

どこかに話をもっているとは 気が付かなかった・・・


ふとした時に 「もし おまえが大阪へ行く気があるなら

仕事関係でよくしてもらっている会社が受け入れてもいい

と言っているがどうする?」と言ってきた・・・


大阪・・・・ それは高校生の頃 都会の大学へ

行きたくて 一時は夢見ていた あこがれの地


しかし、受験に失敗してから またその地へ行けるとは

思っていもいなかったので  正直びっくりした・・・


夢は手放した時に 神様から舞い降りてくるのか・・・と

本当にびっくりした


もちろん、そんなに遠くへわざわざ行かなくても

就職先はたくさんあった・・・

学校のあった 香川県内なら 結構名の知れた会社も

就職課に募集が来ていたから 

のんびりとOLライフをエンジョイできたはずだが・・・


高校の時の親友に 帰省した時聞いてみたら

「今 大阪に行かなかったら もう行くチャンスは

 ないと思うし、可愛い子には旅をさせよ じゃないけど

 色々学べると思う・・・」


というようなことを 助言してくれた。


その言葉はきっかけとなり、大阪へ旅立つことにして

父親と一緒に 面接へと向かった・・・


                      つづく

当時 バブルの絶頂期ではなかったが、多くの企業が

学生課に募集をかけていた為 学校の推薦で一流企業へ

すんなり就職できることも 珍しくはなかった・・・


誰もが聞いたことのある会社名が 短大にもズラリと

名を連ね どれにしようかと選択できたのも 時代の

おかげだと思える・・・


そんな中 いくつか候補をあげてみたが・・・

どれも何かしっくりこず、

いつしかそのことを気にしすぎて 円形脱毛症にまで

なっていた・・・


丁度 十円玉くらいのハゲが 頭にでき

急いで 病院へ行ったところ・・・・  

何やら じゅわ~っと 殺菌するようなものを

しただけで、ストレスを発散するような旅行でも

してみたら・・・・っと先生が進めてくれた


そのおかげで 親友のトモヨと 後輩シバちゃんを

さそって 青春18キップを 使って トモヨの実家である

九州から シバちゃんの実家 山口県を通って

私の実家 岡山まで 各駅停車のどんこ列車に乗って

行き当たりばったりの旅をした・・・


一日中 どこまで乗っても使える「青春18キップ」は

学生にとって なによりも有難いアイテムであった・・・


「青春よ ふたたび切符」 とやらでも 発売してほしいほど

車社会になってしまった現代人が

のんびり ゆっくりと 風景を見ながら 旅に出る

心の余裕がなくなった 気がする・・・


急ぎすぎる毎日に うるおいを与える どんこ列車・・・


子供が成長した後の 楽しみにとっておきたいと

久しぶりに 思い直した今日この頃である


                         つづく