阪急電鉄の淡路駅周辺といえば 地元の人なら
なんでそんなところに・・・・って思う程 下町の 比較的
柄の悪い土地がらであった
無論 そんなことなど全く知らなかった 私たち親子は
専務から紹介された お局様の自宅近くで 一人暮らしを
スタートさせることにした。
物件近くの不動産のおじさんに 父親がしっかりとした
立派な人だと 褒められたのを 今でも覚えている
恐らく いい加減な父親だったら かなり ぼったくりに
合っていたかもしれない・・・
この人だったら 騙しがきかないと判断してもらったのは
よかったが、近くに住んでいた お局さんが
その後の生活で 役に立ったことは 一度もなかった
逆に うとましい存在であり、まだ30代前半だった彼女は
かなり オバサン的で 年上の女性に感じた
恐らく 専務に気に入られるために 嫌々引き受けた
仕事であったと 思うが・・・
それでも 都会に知り合いがいない私たちには
彼女を頼るしかなかったのである。
しかし、彼女のご両親は 実にいい人だった・・・・
小さな はんこ屋を切り盛りしていて
温和な感じの ご夫婦だった
大屋さんは 歯医者さんだったが、特に何かをしてくれる
わけでもなく、その後 半年間 その古いアパートで
生活をしたが、あまりいい印象はない。
淡路という場所は 食べ物にこそ困らないところだったが
二度と住みたいと思わないほど 記憶に残る場所だった
つづく