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デニムの国から

このブログを読んでくれた すべての皆様に幸福が訪れますように・・・
たくさんの波乱万丈な半生をコミカルに 小説仕立てでお届けします・・・
同じような経験をした方に勇気と元気を与えられたら幸いです・・・
Wishing your happiness and prosperity!

大都会でのOLライフは 正直 つまらなくて 退屈で

後悔と 無念とで いっぱいだった・・・


さほど 大した仕事を任されるわけでもなく・・・

毎月 売上を計算し、リベートを支払う先に案内をしたり、

各営業所の所長に 毎月の予算や 売上実績を

提出してもらうのが 私の役割だった・・・


ペーペーにして、所長クラスの人にお願いをするわけで

かなり 肝が据わっていないと・・・いや ずーずーしく

ないと できないことを 池野めだか似の 上司は

私に いとも簡単に 命令してきた・・・・


それによって 課長や 所長 マネージャークラスの

先輩方に 名前を覚えてもらえたから 結果として

良かったのであるが かなり 勇気と 恥をさらして

電話をした・・・・


全国の 得意先の売上データを 管理し、その中から

売上金額の多いところをピックアップして リベート額を

算出する・・・・

その数字を あの怖い お局軍団 総務のイシハラさんの

右腕 トキさんに伝えて オッケーをもらう


この数字が間違っていると エライことになるわけで・・・

神経もかなり 疲労した・・・


となりの部署に配属された ハッチーは

時に 部署の皆で ポスティングに行くなど アクティブで

誕生日には 部長が女の子に 1万円くらいの

プレゼントをくれる・・・といった なんとも待遇のいい

部署だった


アンコと言えば 営業所管轄の事務のため

若い 営業マンがいっぱいいて・・・・

忙しいながらも 違う意味で ドキドキ ワクワクする

かなり張り合いのある 部署だった


毎日のようにデートの相手を替えていた 彼女には

興味も関心もなかっただろうが、 私からしたら

何とも うらやましい部署だった


そんな生活をしながら 数か月が経った ある日

ある事件が 起こったのである



                          つづく

家でじっとしていられない私は 休みのたびに

自転車で 淀川の河川敷を散策してみたり、梅田で

ウィンドーショッピングをしてみたりと 孤独ながらも

一人で 色々行動していた・・・


幸い 阪急沿線は電車賃も 比較的安いため

京都の八坂神社までも 半日あれば 遊びに

行って帰れるわけで・・・


心がムシャクシャした時や、会社でモンモンと仕事を

こなした時など・・・・ 休みの日には 朝から

京都まで 一人旅をした・・・


八坂神社はとりわけよく行った・・・・

お参りをするだけでも 心が浄化される気がした


何か 自分が抱えている嫌なことを全部

取り払ってくれる そんな気持ちになるほど

いいエネルギーが流れていた


もちろん、そこに行くまでの間 立ち並んでいる

京都のお土産屋さんも 目や心を愉しませてくれる

絶好の場所だった・・・


淡路のアパートを出ることを余儀なくされた

ある事件の時も 八坂神社で 厄を落としてもらった


私にとっては まさにパワースポットであり、エネルギーを

回復できる 思い出の場所である


孤児院ボランティアの帰り あまりに疲れすぎていて

すぐにでも帰りたかったため 間違って 十三駅から

特急で京都まで 行ってしまったことを 除いては・・・・


京都という所は 私にとって 印象の深く 

忘れられない 場所である



                       つづく

おんぼろアパートでくつろげる訳でもなく・・・

毎週土・日と祝日 連休など 休みは結構あった


大手の企業だけあって福利厚生がきちんと

されていたことが なにより有難かったが

大阪に友人・知人のいない私には その分 時間が

ありすぎて 余計に孤独を感じた


その時間を埋め尽くすため 何を見て参加したかは

もう忘れてしまったが、阪急沿線の十三駅下車

徒歩で10分ほど行ったところに 孤児院があった


学校が併設されていて そこに通う子供たちが

共同の生活をする校舎も 隣接していた

そこには 家庭のさまざまな事情によって

集団生活を余儀なくされている 下は3歳から

上は 中学生まで 色んな子がいた


その子供たちを月に一回 ボランティアとして

遠足に連れて行く という企画団体があった・・・


社会福祉系の大学で トモヨと一緒に 身体障害者の

学園祭のバイトや お年寄りの訪問看護、 ダウン症の

子供たちの運動会ボランティアなど 経験もあったため


すぐに申し込みをして参加した

もちろん 知っている人など誰もいない・・・

それでも おなじ奉仕を志す人の集まりだったため

あまり気負いすることなく すんなりと入って行けた


毎月 色んな所へ そこにいる子供たちの分と自分の

弁当を持って 参加する。

近くのお寺に 電車に乗って行ったり、公園に行ったり

子供たちを ひととき 家族に代わって 楽しませて

あげるのが目的だった


一番印象に残っているのが 3歳の男の子を

担当した時のことである・・・

名前も忘れてしまったが、私が引率した中で 一番

可愛くて 小さくて 健気な子だった


電車で移動する時も 私の手をしっかりと握って

放さなかった・・・・

こんなかわいい子を 施設に預けるなんて・・・・と

子供好きな私は 胸がとても痛んだ


私が作ったお弁当を 全部食べてくれて・・・

このまま 連れて帰りたいとまで 思ったほど可愛かった


一足早く お母さんになった気分を味わわせてくれた

そんな 体験だった・・・


大都会で 一人ぼっちの自分が少しでも 誰かの

役に立てていることへの 満足感に浸れる

週末であった

        

                             つづく