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デニムの国から

このブログを読んでくれた すべての皆様に幸福が訪れますように・・・
たくさんの波乱万丈な半生をコミカルに 小説仕立てでお届けします・・・
同じような経験をした方に勇気と元気を与えられたら幸いです・・・
Wishing your happiness and prosperity!

都会での生活を エンジョイするために

学生の頃から好きだった 英語をもっと深めたい

と思い、会社帰りにでも通える 英会話スクールを

探した・・・


阪神梅田駅 近くのオフィスビルにあって

自由に好きな時間に 好きなレッスンを選べる

スクールだった・・・


好きな時間に 好きなだけ・・・・というのは

くせものであり・・・ 大抵が 行かなくなる・・・・


きちんとカリキュラム通りに 曜日を決めて

参加しないと 上達もしないし、やる気もなくなる・・

しかし、当時の私は 少しでも一人の時間を

有効に使うために 必死だった


そのため、実家の母親に無理をお願いして

この授業料を出してもらった・・・


確かに色んなイベントがあったり、外国人の

先生たちと会話のできるチャンスはあったが・・・


好きな時間に 好きなレッスンを受けるわけで・・


毎回 新しいレッスン仲間に出会うことから

自己紹介ばっかりやっていた気がする・・・・


結局 1年も行っただろうか? 2~3年は

有効期限のある契約だったが 無駄なお金を

費やしてしまった


そこで出会った 一人の女性がいた


九州から出てきて 一人暮らしをしている

2歳くらい 年上の女性だった・・・

すぐに意気投合して 家に遊びに行ったりした


この女性によって 都会生活の新たな壁に

衝突するとは・・・・ 予想外だった



                     つづく

大屋さんから手渡された手紙は確かに 私宛の

比較的 便箋の量が多い 紫苑寮の仲間からのもの

ばかりだった・・・・


当時 私は 会社から帰ってから 孤独な時間を

寮の仲間への 手紙を書く時間に費やしていた・・・

毎日毎日 2~3通は 書いていた・・・

書くことで 一人ではないことを 確かめたかったからだと

思うし、一人で過ごす 都会の夜は実に辛かった


それゆえ 返事を書いてくれる仲間も多くて

ほぼ毎日のように 誰かから手紙が来ていた

誰もが 寮の時に撮った写真や 現状をつづってくれて

いた為 普通の手紙より 分厚い封筒が多かった・・・


結局 その時以来 私が住んでいたアパートに

隠しカメラが設置された・・・


その後 そのアパートを出ることになる 半年後に

ようやく その犯人が見つかった


犯人が見つかるまでは 恐らく この大屋さんも

私の行動を怪しく 疑っていたんだと 思うが、

犯人が見つかった時には ちゃんと誤ってはくれた・・・


それ以来 手紙を出してくれた仲間には

いつ送ったか ちゃんと届いたかを連絡するように

していた・・・


犯人だったのは 郵便配達のお兄さんだった・・・

もちろん 面識もなければ 恨みもつらみも

全くない 他人であった・・・・


なぜ 彼がそんなことをしたかと言うと・・・・

以前 このアパートに住んでいた人宛に 分厚い

封筒があり、それをこっそり盗んで 見たところ

現金が入っていたらしい・・・・


そのことがきっかけで、分厚い封筒を見つけては

懐に入れて、隣駅近くで 中を開けてみる・・・・


田舎から届いてくる 私宛の郵便物は 太くて

重たくて・・・ターゲットにピッタリだったようだ・・・


しかしながら、中身がお金でないことを知って

手紙や 写真なんか 最初から興味がなかった為

全部 まとめて 捨てていた


何とも そのバカらしさに 益々 都会生活が

苦手になっていったのである・・・・


しかし、この出来事は単なる序奏にすぎなかった・・・



                        つづく

私の住んでいた旧看護婦寮には 確か15人ほど

誰とも面識のないまま 生活していた・・・

同じような若い子が 向いの部屋にいたようだが

それでも 仲良しになることなく ただ同じ空間に

生活しているだけだった


郵便受けは 玄関の入口横にあって だれでも

簡単に取れるように 各部屋ごとのラックになっていて 

自分の部屋番号のところを見て 受け取る

そんなシステムになっていた・・・


何でも共同だった為 今思うとプライバシーが

オープンになりすぎではないか・・・と

懸念もあるが、その時は さほど 変とも思わずに

暮らしていた・・・


確か大阪へ来て 3か月も経っていないある日

大屋さんである 歯科医の先生から呼び出された


一体全体 何事か?と思いつつ 診療所内に

招かれ 先生から 話があった・・・

「あなたは 誰かに恨まれるようなこと こころ

 辺りあるか?」 と唐突に聞かれた


あまりにビックリする内容で そんな疑いを

掛けらる覚えのなかった私は 泣きながら

「私は まだここにきて 数か月で 知り合いも

ほとんどいないのに そんな恨まれるような事は

ありません」 と はっきり答えた・・・・


実は・・・・と 淡路駅の次の駅で 南新庄という所が

あった。 その駅の近くにあるアパートの近くで

私宛の郵便が 山のように捨てられていたのである


もちろん 封を開けられた後 破り捨てられていた


その数枚を 大屋さんから手渡されて 愕然とした

一体 なんで こんな仕打ちをされるのか・・・・と



                         つづく