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デニムの国から

このブログを読んでくれた すべての皆様に幸福が訪れますように・・・
たくさんの波乱万丈な半生をコミカルに 小説仕立てでお届けします・・・
同じような経験をした方に勇気と元気を与えられたら幸いです・・・
Wishing your happiness and prosperity!

ハッチーの実家は 兵庫県川西市にあった・・・

確かに田舎といえば そうとも言えるが・・・

振興住宅街にあり、電車を使えば 1時間以上

かけて 会社に来ていた


隣近所の家も みんな豪邸ぞろいで

感覚がマヒするほど 閑静な住宅街だった・・・


ハッチーのところは お父さんが東京に本社が

ある会社の 大阪支店長ということもあって・・・

かなりの資産家社長だった・・・


御令嬢という言葉が マッチしないほど 

ツンツンしていない性格のハッチー宅には 

昼ドラ調の 奥さまと言うに

ふさわしい 若くてキレイなお母さんがいて・・・


いらっしゃ~~~いと 何とも気さくに居候を

受け入れてくれた・・・

ホームドラマをそのまま絵に描いたような

夕食会だった・・・・


仕事のできるお父さんに 料理の上手な

専業主婦のお母さんがいて・・・

本当にすてきなご夫婦だった・・・


そんなご両親の愛情をたっぷり受けて あの

おおらかなハッチーが育ったわけで・・・

一週間を堪能させてもらった


こんな寝心地のいい布団初めてだ~と

思う程 ふわふわの布団だった

隣りの部屋には デッサン画がめちゃくちゃ

上手な弟がいた・・  ハッチーと対照的で

内向的な 物静かな青年だった


毎日が合宿のようで 本当に楽しかった


確か 週末には梅田の美味しい寿司屋にも

連れて行ってもらった・・・

こんなすごいお店に ふつ~うに行ける この

家庭って すごいな~~~~と

何気に ハッチーパパが持っていた 小物がすべて

高級なブランド品だったのを 見ながら そう思った


毎日 会社まではハッチーのお父さんが

愛車の高級車で送ってくれたのだが・・・・・・


小さい頃から乗り物に弱かった私は・・・・

この高級車の革張り調の座席が どうも固すぎて

毎回 車酔いをしてしまった・・・


車の運転には自信のあった ハッチーパパには

申し訳ないほど 気分が悪かった


ゆえに 高級車に乗り慣れていない 田舎者である

ことを 再認識した一週間だった


                       つづく

ドタバタ劇の末、どうにか イシハラさんのお蔭で

会社にも自転車で通勤できる 吹田市へ 引っ越す

ことができた・・・


新築のマンションの一室を借りれた・・・

確か6万円ほどの家賃だった


これまで月3万円のオンボロアパートからすると

かなりの出費であった・・・

それでも 住むところを豪華にするだけで

心が大きく 豊になるから 無理をしてでも

いいところに住む方がいいんだよ・・・と


3人しかいない部署の上司が 引っ越し後

私につぶやいた・・・

その後の生活は かなり苦しかったが

それでも 淡路での暗くて 陰気なアパート

暮らしに比べたら 住宅街の中にある 新居は

かなり 明るく こころもウキウキした


間取りは4畳半のフローリングだけ・・・で

玄関を入ってすぐに ユニットバスがあり、

廊下のところに 小さなキッチンが設置していた


一人暮らしには それで大満足だったが、

収納場所も少なく、4畳半での 生活は

決して 優雅ではなかった・・・


急きょ 荷物を移動し、他の部屋を完成する

までの間 同期のハッチー宅へ 居候したのだが

これが ものすごい豪邸で 

よくもまあ これほど 金持ちが集合するものかと

感嘆の毎日だった・・・

連休が明けて すぐ 会社に出社と同時に

総務課の お局様 イシハラさんに事情を説明しに

行った・・・


8万もの部屋を 友人と借りると言い出した時から

大丈夫かと心配していたらしく・・・

やっぱりな~ と すぐに同情してくれ 管理していた

系列会社に電話をかけて キャンセルをしてくれた


一人であんなに広くて 高額な部屋に住むという

ことは 避けれたが、オンボロアパートを 確か

2週間後に 出ないといけない 切羽詰った状況から

イシハラさんがよく知っている おエライ方々に

部屋を探してもらえないか 段取りしてくれた・・・


この時ほど ありがたいと思ったことはない・・


実際に 口は悪くても 心は温かく 情の厚い

イシハラさんだったため、すぐにいくつかの候補を

探してくれた・・・


結局 マンションのオーナーをよく知っているという

新しく建設中のマンションの一室を借りれるまで

こぎつけた・・・


しかし、現在建設中ということもあって、すぐに入居

できる状況にはなかった・・・


そこで、急きょ イシハラさんの取り計らいで 

建設業者にお願いして 私が住む予定の部屋の

内装だけ 早くしてもらうことになった・・・


オンボロアパートを退去して 新マンションに

住めるまで 1週間 同期のハッチー宅に お世話に

なることになった・・・

大きな荷物だけは 先に移動して、私は着替えを

抱えて ハッチー宅に やっかいになった・・・


すったもんだの末 どうにか 新しい生活を

始める段取りが ようやくできたのである


                    つづく