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デニムの国から

このブログを読んでくれた すべての皆様に幸福が訪れますように・・・
たくさんの波乱万丈な半生をコミカルに 小説仕立てでお届けします・・・
同じような経験をした方に勇気と元気を与えられたら幸いです・・・
Wishing your happiness and prosperity!

もともと 男性にあまり縁の無い 私だったが、

入社してから どうしても気になる人がいた・・・


どこかしら 父親に似た荷姿で・・・ 

何となく 心の隙間を埋めてくれる そんな存在

だった・・・


もちろん、都会の女性達からすると 大した男では

ない・・・・ はずだったが、田舎者の私には

何とも 親切で 寂しい時に 電話をかけてくる・・

いわゆる 女の扱いに慣れたタイプだった


今 思えば しょうもない・・・と 正直 自分の

見る目のなさを 後悔するが、 その時の孤独を

埋めてくれる大切な存在だった


オンボロアパートに居た時 突然 電話があり、

近くにいるから 会えないか・・・と

確か 入社して 数週間したころ 最初の誘いが

あった・・・


別に お付き合いをするわけでもなく、

相手が ただ単に 可愛そうな・・・という情けを

男という立場を利用して 近づいてきたんだと

今なら 思えるが・・・ その時は 救いの王子様

だと勘違いした


その後 4~5年は 心に引きずってしまった

わけで 何とも罪な 男であった


彼には ちゃんとイイナズケがいた・・・

彼の父親が経営する会社を 継ぐという将来も

あって その勉強にと 同じ会社に入社していた


どうも私は どこそこの会社を経営している

社長の息子・・・というのに縁があるらしい


振り返れば 学生時代にもそんなことが

あった・・・


                     つづく

入社一年も経っていない頃 いつだったか

定かではないが・・・ 吹田に引っ越して 新たな

生活が始まったものの 満足が得られる

生活や 仕事の充実感は まったくなかった


時々 その状況を察知してくれた 同僚 アンコ

や ハッチーが 色々と 休みに連れ出して

くれたが・・・・ やはり 心が解放されることなく

悶々と 都会での生活を過ごしていた気がする


毎月 配布される市報を 隅から隅まで

チェックして・・・ タダで参加できる サークルや

イベント スクールを探した


手話のサークルに参加してみたり、

何かのボランティア団体に参加してみたりした・・


偶然 参加したときに取材があって

ボランティア活動の様子が 市報に掲載された

ことがあった・・・・


それをみた お局様 イシハラさんが

すぐにそれを指摘して・・・・ 「あんた すごいやん」

って 声を掛けてきた


写真に載ってしまった活動には 実際

一回しか参加しなかったわけで・・・・


自分なりに私生活を 満喫したいと 必死で

もがいていた・・・


ある時は 自転車で ブラリ~と 隣町

近くまで走らせると 教会があった・・・・


大学時代に クリスチャン系の友人が多かった

こともあり、思わず 心を癒しに覘いてみた・・・


ああゆうところは 本当に心が広くて 誰でも

受け入れてくれる・・・

嫌ではなかったが、ちょっと遠かったこともあって

毎週通うほどは 続かなかった


そんなこんな状況を 可愛そうに思ったのだろうか


一人の男性によって 何年も 心を動かされる

そんな羽目になってしまったのである・・・


                      つづく


吹田市の新しいマンションに引っ越してから 

移動の手段が 自転車に代わり・・ 

かなり行動の幅が広がった


大阪市東淀川区に住んでいた時に比べると 

比較的 住宅街も多く、自分で サイクリング

するのも 快適だった・・・


幸い 会社の近くに カーニバルパークという 

綺麗な公園があって、そこには テニスコートを始め 

運動するスペースや レストランに

ちょっとしたバザーのような催し物もあって

私の大好きな場所だった・・・


もちろん江坂駅周辺にも 東急ハンズや ホテル

ファッションビル に 居酒屋 ブティックなどなど・・・・

ウィンドーショッピングをするには 絶好の場だった


毎日 会社帰りに お店に立ち寄っては 次の給料が

出たら・・・いや ボーナスが出たら これを買おう・・・

と目を肥やしていた


淡路での生活とは 大きく違って 都会的な要素が

いっぱいつまった 吹田生活を過ごすことができた


しかし・・・給料の半分は家賃に取られるため

日に日に 生活は楽ではなく・・・

毎日のように 大学の仲間と コンパや飲み会に

行っていた ハッチーとは違って


それでもやっぱり 地味な生活を余儀なくされた


とりわけ パンが好きだった私は・・・

数ある美味しいパン屋さんを 探しては 買って

大満足した


週末金曜日の夜から 日曜日まで 気が付いたら

一度も玄関を開けなかった・・・という日もあり・・・


そんな日は 気分転換にと これまた近くにあった

銭湯に 夕方出かけて・・・

誰と会話するわけでもなく 地元のおばちゃんたちに

紛れて 湯につかった・・・


それだけでも 気分は変わり

翌日からの 地味な仕事に 付いたのであった


                       つづく