デニムの国から -22ページ目

デニムの国から

このブログを読んでくれた すべての皆様に幸福が訪れますように・・・
たくさんの波乱万丈な半生をコミカルに 小説仕立てでお届けします・・・
同じような経験をした方に勇気と元気を与えられたら幸いです・・・
Wishing your happiness and prosperity!

社長と直談判をしてから ほどなくして

人事異動の時期が来た・・・


私に命じられたのは 新しい分野の開拓として

女性の営業マンを メーカー本社が要求している

というポディションに 抜擢されてしまった・・・


1000人以上もいる大企業の本社にも 当時

女性営業マンは ほとんどいなかった

そんな状況で 新たに 私を含めて6名ほど

新規開拓グループとして 活動することになった


もちろん 販社では その経験と知識がないため

販社からメーカー本社へ 逆出向をすることに

なったのである・・・


今 振り返ると 社長との会話が これほどまで

大きく影響を施すのかと 正直びっくりした・・・


無論 もともと販社で長いこと 事務職をしてきた

女性たちからすると・・・

面白くない話だったと思うが・・・


特に嫌がらせを受けることはなかった・・・

そんな 大役をしたくはない・・・という正直な

気持ちがあったのと、私に降りかかってきた

さまざまな私生活でのハプニングから 

そこまで 虐げる気が起らなかったのであろう


有難いことに いわゆる大企業のオフィスと

中小企業のオフィスを 行ったり来たりできる

営業職になった・・・


この背景には 営業手当が毎月プラスされるのと

メーカー本社でも 立ち上がったばかりの部署で

一緒に活動・勉強できる仲間・上司を与えてくれ

少しでも都会の生活に 馴染めるよう配慮して

くれていたのであった・・・


父からの縁で 入社した会社の社長は

色んなことを考慮して 私を生活苦から救い出して

くれようとしたのであった・・・


                       つづく

入社してからというもの 都会での生活に憧れて

来たものの・・・ 現実は理想の生活から程遠く

毎日 4階のフロアーにある炊事場から 外を眺めて

一体 何をしに来たんだろう・・・

何の為に ここにいるんだろうか・・・と

お茶の道具を洗いながら 途方に暮れていた


新しいマンションに移ったものの 自分の心が

満足するわけでもなく、、、気が付いたら

めいっぱい限界に来ていた


所詮 田舎の娘は 都会で幸運をつかめるはずも

ないことを 自分なりに認識し始めていた・・・


いつ どうやって 社長と話をしたか覚えていないが

恐らく 父親の伝手で入社したこともあって


偶然 総務に寄った時に 社長室にいらっしゃった

社長と目が合い・・・ 部屋に呼ばれた


その時の M 社長は かなり豪快ではあるものの

社員からは人気のある社長だった


いつもビシッ~としたスーツ姿で エナメル靴が

やけに眩しかったのを覚えている


「最近どうや? もう大阪には慣れたか?」

っていうようなことを聞かれた気がする


これまで 我慢していたものが込み上げて

涙が溢れ出た・・・

「今の状況では 生活するのは厳しいです・・・」

月の給料2/3は生活費で無くなり・・・

自由になるお金は ほとんどなかった

春には故郷に帰ろうかと 真剣に思っていた


それほど 1年も経たない間に 色んなことが

ありすぎた・・・


20歳の女の子にしては かなり地味な都会生活

を余儀なくされていることを 初めて 社長は

知ったようで・・・


その後 どうやって話が終わったのかも

記憶にないが・・・

その出来事があってから 劇的に状況が変わった


後にも先にも 若い娘が社長に 泣きながら

訴えたのは 私が初めてだったと 思う・・・・



                      つづく

私が好きになるタイプは 決まって・・・

よく言えば 御曹司 悪く言えば お坊ちゃま

だった・・・


高校時代もそうだった

自動車整備工場の二男だった・・

確かにルックスはよく、周りからも人気だった

デートをした記憶はないが

最近 実家の妹から ある全国展開する団体に

所属しているというのを聞いて・・・


懐かしくもあり、自分の選ぶタイプが

なぜか 毎回 似ているのを知って かなり

凹んだ・・・


唯一 大阪にいる時 高校時代にお互い

いいな~と思っていた サッカー部の彼と

どうゆうわけか 会うことがあった


柳葉敏郎タイプの イケメンだったが、、、

会った時には どうもお姉系になっていて

正直 びっくりした・・・

顔は 昔のままだったが、手のしぐさや

ふるまいが どうも 怪しかった・・・


水の入ったコップを 確か両手で 丁寧に

持っていた・・・


一体 何が彼をそうさせたのか 不思議で

仕方ないが・・・・ あの後 彼がどうなったのか

ちょっと気になる


高校時代に 一番仲良しだった悪友というべき

奴が 一人いた・・・

同じ大阪で 働いている・・・と噂で聞いたが

一度も 出くわしたことはない・・・


でも、なぜか 彼には会いたいと ずっと

思っている・・・

なぜなら、当時 お互い 別に好きな人がいて 

その相談を 彼には できる間柄だった・・・


今 思えば その彼が本当は 好きだったんだ

と・・・ 当時の恋愛ごっこが懐かしくもあり

可笑しくもある


心を 許せて 自分を偽ることなく 話せる

唯一の相手だった


高校を卒業して 一度も会ったことはないが、

いつか 再会できることを ひそかに望んでいる・・・



                     つづく