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デニムの国から

このブログを読んでくれた すべての皆様に幸福が訪れますように・・・
たくさんの波乱万丈な半生をコミカルに 小説仕立てでお届けします・・・
同じような経験をした方に勇気と元気を与えられたら幸いです・・・
Wishing your happiness and prosperity!

ただでさえ お尻がデカかった私は

事故によって その欠点が余計に目立つほど

変な姿になってしまった・・・


幸い メーカーの本社に通っていた時期で

そこに勤める人たちが どれほど心優しい人かを

目の当たりにした・・・


皆 気遣ってくれて、誰一人として

冷やかしたりする人はいなかった・・・

これが 販売会社だったら そうはいかない・・・

余計にみじめな思いをしていたことだろう


当時 こうゆう類の事件を経験したことの

なかった私は 故郷の両親が手配した 保険会社と

事故処理をすることになった・・・


これまた 厄介な奴を紹介してきたため

恐ろしいほど 憤慨する日々が続いた・・・


その苦悩を察知したのか、事業部長が 知り合いの

保険会社を紹介してあげるけど・・・と

気遣ってくださったほど 意味不明で 信頼の

おけない 地元では やり手らしい「ウノ」という

オジサンだった・・・


電話口で あまりの不甲斐なさに 何度となく

口論が続いたほど・・・・ 超おせっかいの母親に

振り回されたことを 覚えている


母親もこれまた おせっかいオバサンに相談したら

この「ウノ」という男性を紹介してもらったようで・・・

田舎の オバタリアンは どうもお節介だらけで

しみじみ 都会に出てきてよかったと思った


そうこうしているうちに お尻部分の内出血は

さらにデカクなり、手術をして 血を取り出すことと

なったのである



                       つづく

時間があれば じっとしていられない性格の

わたしは テニススクールを辞めて以来

何かを探していた・・・


何を基準に選んだかは 忘れてしまったが

いわゆる スポーツジムを選んでいた・・・

一か月に何回行っても 1万円くらいの

比較的 リーズナブルと思われるコースを

選び 気合いを入れて 参加した・・・


色んな教室があり、迷ってしまう程 楽しい

雰囲気が伝わってきた・・・・


エアロビクスにスイミング マシンによる

トレーニング・・・・ とにかく色んなものが

たくさんあって 心がウキウキしたのを 

覚えている・・・


気合いを入れて ウェアを購入する・・・

そこまでいくまでに 事件が起きた


確か 入会して3回目だった


帰り道 気分よく自転車を走らせ 

家路に向かった・・・

いつもの 感じで 交通量の激しい道を

なんとなく 感覚で 横切ってしまったのである


急ブレーキの音と共に 後ろのタイヤ辺りに

車が引っ掛かり・・・・ ひっくり返った


大きく尻もちをついて 止まった

あわてて降りてきたのが タクシーの運転手

だった・・・


運転手は沖縄出身の「イラブ」という名前の

おじさんだった・・・


そこから確か病院へ行ったと思うが

何より 次の日に現場へ営業に行く予定だった

ことの方が気がかりで・・・


家に戻って どうにか同行する予定のマネージャー

宅に電話を入れた・・・

自宅に電話をかけてきたこと自体 ビックリ

したと思うが・・・ これまた交通事故に遭った

そのことにも 父親的存在だった上司は 

困惑していた・・・・


それから 数日休んだのち

左側の尻部分に大きな処置をしたまま

比較的 フレアーで判りづらい格好をして

出社したのであった



                     つづく

オジサン世代に うけのよかった私だが

一つだけ腑に落ちないことがある・・・


なぜなら 誰一人として女として見てもらって

いなかったからである・・・


それほど色気がなかったと言えば

それで終わるが・・・20代の乙女としては

少し悲しいものもある・・・


以前 本社の上司で 実の両親と同い年の人から

「おまえは 上沼恵美子みたいやな~」と

言われるほど 強烈なオバハンキャラでしか

なかったのだろうか・・・・


偶然 社内旅行で仲良くなったN先輩は

妹感覚で 私たち同期の女の子を 平等に

可愛がってくれた・・・


誕生日には ちゃんとプレゼントまで

くれたりもした・・・ 二人でドライブにも

連れて行ってくれたりしたが、まったくもって

男女の関係になることはなく、

あれが不倫ではないかと 奥さんに

とがめられていたら エライ騒ぎになって

いただろうが・・・


そんな怪しいものは 一切なく

デートというよりは 行くぞ~と言われると

はい!と 後ろをついていく 学生のノリで

遊んでもらった・・・


もちろん、色男で有名だった 本社の

御曹司からも 一度も口説かれることは

なかった・・・


何とも 可愛そうな 20代だと つくづく思う


                       つづく