紅色の泪(3)の続きです。

 
※この記事は韓ドラが好きすぎて、

ひたすら個人的に楽しむために書いた二次創作品です。ご了承くださいあせる

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タルタル、何故私を裏切る?
今の私は醜かったか?
私は権力に溺れて見えたか?
私はただ陛下とこの国のため…

目の前で血を吐き、絶命寸前の叔父が訊ねてくる。

 

何度剣で貫いても、叔父は立ち上がり私にすがる。その体はとても冷たい。

 

「違います叔父上!あなたは道を誤っている!」

 

私に斬られると分かっていながらも叔父は私に囁く。

 

「そなたは唯一の跡取りだった。大事にしてきた…それなのに…」

 

絶叫をあげて叔父を切り裂いた。

 

「どこで…道を違えてしまったのだろうなぁ…わたしとお前は…」

 

まだ声は消えない。

涙の代わりに目から血が流れた

視界が赤に染まる。

 

だがすぐに叔父は立ち上がってまた私を責めるだろう…たまらず剣を自分の喉元にあてた

 

 

その時―

 

「あなたは間違ったことなどしていない」

 

誰の声か分からない。

 

だが、その声は、親代わりの叔父を殺した私を咎める声ではなく―


「あなたは民を救ったのです」

 

手を握り、声をかけてなだめると、

うなされていたタルタルは穏やかな寝息をたてはじめた。

 

家人が走り回っていたペガンの屋敷もようやく静かになった。

 

悪夢にうなされる哀れな将軍を残しては帰れず、ホンダンはまだ屋敷にとどまっていた。

 

少しだが毒味で飲んだ茶の効き目もあって、瞼がだんだんと重くなってくる。

 

意識が落ちる直前、疲れ果てて眠るこの男が、もう悪夢に襲われないよう、切に願った。

 

 

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(4)へ続く