紅色の泪(5)の続きです。

 
※この記事は韓ドラが好きすぎて、

ひたすら個人的に楽しむために書いた二次創作品です。ご了承くださいあせる

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しばらくして、ホンダンはヤンから宝石をちりばめた木箱を賜った。

 

 

「開けてみよ」

 

 

美しい装飾を施した箱を開けると、手鏡がひとつ入っていた。

 

華奢ではあるが皇族が持つ品にも負けないくらい細かく美しい逸品。

 

 

 

「新しい丞相からだ」

 

 

ヤンの微笑でホンダンはすべてを理解した。

タルタルが丞相の座に就くことを了承したのだ。

 

 

手鏡を手に取るとヤンに一礼する。

 

 

「新しい丞相の就任、お慶び申し上げます」

 

「私ではなく、丞相本人に言いなさい」

 

ホンダンの笑顔につられてヤンも微笑んだ。

 

 


「…それより、タルタル殿、いえ、丞相は『礼と詫びの品』だと言っていたが、どういうことだ?」

 

「それは…あの夜、タルタル様のお屋敷で…」

 

「私の家人が誤ってホン尚宮の手鏡を割ってしまったのです」

 

突然、紫の衣装に身を包んだタルタルが現れた。

その威厳のある姿を確認するとヤンはニコリと笑う。

 

「そうでしたか」

 

目をぱちぱちさせてタルタルを見上げるホンダン。

その隣に立つと、タルタルは小声で囁いた。

 

「あの夜の醜態は内密に」

 

「あの夜とは?」

 

パク・プルファが背後から二人の間に割り込む。

 

二人の顔を見比べるとホンダンが悪戯っぽく微笑んだ。

 

「丞相の許可がなければ話せません」

 

「そういうことだ、パク・プルファ。悪く思うな」

 

仲間はずれにされたパク・プルファが唇を尖らせる。

 

 


ヤンはタルタルとホンダン、

そしてパク・プルファが並んでいる光景を眺め微笑んだ。

 


「そなた達が、この私のそばにいてくれることがどんなに心強いか…心から感謝する」

 

「ヤン様…」

 

「これからも、よろしく頼む」

 

ヤンに向き直ると、3人は揃って答えた。

 


「「「恐悦至極に存じます」」」

 

 

 


叔父上、私はあなたと引き換えに同志を得ました。

 

ヤン様と同志たちと共に-必ずこの国を建て直してみせます。

 

あなたの跡継ぎとして、

私達が築く民のための道を見ていてください。

 


どうか―安らかに。

 

 

 

 



<了>

 

 

 

 

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<あとがき>

 

48~49話の隙間を妄想しまくった勢いで

二次創作要素ばんばんぶっこんで書いてしまいましたが、

ここまで読んでくださってありがとうございました!

タルタルさんがペガンを殺したこと、かなり精神的ダメージは大きかったかと。

ペガン斬る前からフラフラでしたし。

 

斬ったら斬ったで、もうこの人早くケアしてあげてー!と叫んでしまうくらい

ボロボロになってるのに、その後の描写なし。

 

「誰かタルタルさんの様子見に行ってくれよー!」と悶々としてました。

そこで、得意の隙間を埋める妄想力発揮。

誰かにタルタルさんを見舞ってもらおうとぐるぐる考え始めたのがこの話です。
ヤンはヤンでタファンがペガンの死をあれだけ悲しみ、

怒りの目を向けられたことは相当なショックだったのではと。

 

なのでタルタルさん心配はしてもお忍びで見舞うことは出来ない。

 

となると、ヤンの側近であるホンダンちゃんかパク・プルファさん。

 

でもパク・プルファさんは護衛の仕事もあるし、なんかちょっと違うかな…。

 

ってことでホンダンちゃんに行ってもらいました。


ホンダンちゃんとパク・プルファさん、そしてタルタルさん。
それぞれ方向性は違えども、ヤンへの想いの強さは同じくらいかと。

 

ホンダンちゃんは友として女としてヤンのそばに寄り添っていて、

パク・プルファさんはキ・ジャオにヤンを生涯守り通すことを誓っていて、

タルタルさんは志を同じくする元弟子で同志…。

 

ヤンの側近であるこの3人の絡みを考えるのも結構楽しいですねチュー

 

ところでこのブログ、画像がなくて寂しいですねあせる

挿絵を描くまでの余裕がなくてごめんなさい~~えーん