バンウォンの家族とともに人質として捕らえられ、
殿花殿にひとり残ったプニをバンウォンとバンジが救出した(28話)後日の話です。
※この記事は韓ドラが好きすぎて、
ひたすら個人的に楽しむために書いた二次創作品です。ご了承ください
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「ふたりをつなぐもの」
(了)
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殿花殿にひとり残ったプニをバンウォンとバンジが救出した(28話)後日の話です。
※この記事は韓ドラが好きすぎて、
ひたすら個人的に楽しむために書いた二次創作品です。ご了承ください
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「ふたりをつなぐもの」
(おかしいな、確かこの辺りだったはず…)
プニはイ将軍の屋敷の庭を歩き回っていた。
その左腕は痛々しくも首から布で吊られ、顔にもいくつか傷がある。
殿花殿に捕われていた時に兵から受けた傷は浅いとはいえない。
医者からはしばらく出歩いてはいけないと言われていたが
どうしても気になることがあり寝床を抜け出した。
(ないってことは、やっぱりあいつが持ってるのかしら…?)
捕らわれたときにひっくり返した水汲み桶はもう片付けたれていた。
植木のかげ、縁の下…庭じゅうをくまなく探しても見当たらない。
(まさか、池に落ちたなんてことはないわよね?)
植木のかげ、縁の下…庭じゅうをくまなく探しても見当たらない。
(まさか、池に落ちたなんてことはないわよね?)
「探し物はこれか?」
「!」
探し物に夢中になり地面ばかり見ていたので、
目の前にバンウォンがいるのことに気付かなかった。
バンウォンが差し出したのは女物の履物の片方だった。
これは家別抄へ身を寄せた時にバンウォンがプニに買い与えた履物。
読みが当たった、とばかりにプニは微笑んだ。
人質に捕われる時、プニは履物の片方を庭に落とした。
正確にいえば、脱いで置いていった。
(バンウォンなら気付いてくれるはず)
バンウォンの家族とともに自分も一緒に捕われたことを伝えるためのとっさの判断だったが、
バンウォンは見事にプニの狙いに気付き、今こうして無事でいる。
バンウォンは見事にプニの狙いに気付き、今こうして無事でいる。
「そうよ、ありがとう」
「もう、片方がどこにあるか知ってるか?」
「?………いいえ、知らないわ」
バンウォンは背中に隠していた逆の手を出して見せた。
そこにはもう片方の履物が。
「さっきお前の部下が届けにきたぞ
『プニ大将が大事にしてた履物だ』って」
プニは両方が揃った履物を見て、さっきより大きく微笑んだ。
これほど感情を表情に出すプニは珍しい。
久しぶりにプニの明るい表情を見て、
バンウォンも満足そうに顔を緩めた。
「お前…」
「わざと落としたの」
「わざと落としただろう」
ぴったり重なった2人の声。
「やっぱりな」
「あんたなら私が奥様達と一緒に人質にされていることに気付いてくれると思ったから、
ここに片方、連行されている途中でもう片方を落としたの。
こうやって手元に戻るかどうかは一か八かだったけどね」
ここに片方、連行されている途中でもう片方を落としたの。
こうやって手元に戻るかどうかは一か八かだったけどね」
「さすがだな。その機転のおかげで、私はお前と家族を助けられた。
でも私が履物に気付かなかったらどうするつもりだったんだ?」
「その時はその時よ。諦めてたでしょうね」
バンウォンは「あきれた」といわんばかりに天を見上げた。
「でも、あんたは気付いたじゃない」
「でも、あんたは気付いたじゃない」
プニのに褒められるとくすぐったい気持ちになる。
「で?」
「ん?」
「『大事』な履物が無事に戻ってきたわけだが・・・履かないのか?」
バンウォンはプニの履いている草鞋を指差した。
「履かない」
「なぜ?」
「もうなくしたくないから。
…ごめん、あんたが買ってくれた履物、わざと落としたりして」
…ごめん、あんたが買ってくれた履物、わざと落としたりして」
申し訳なさそうにうつむいたプニの顔が、あの夜の救出作戦を思い出させた。
殿花殿から抜け出し、逃げる途中も
プニは自分を背負って走るバンジに謝った。
今のような申し訳ない、という顔で。
プニは自分を背負って走るバンジに謝った。
今のような申し訳ない、という顔で。
『ごめん、兄さん…』
『謝ることはない。100回でも1000回でも助けてやる』
この時バンウォンは、バンジにかすかに嫉妬した。
他人が入り込めない、血を分けた兄と妹の絆を見せつけられたようで―。
「謝ることはないさ。履物くらい100回でも1000回でも買ってやる」
「なにそれ。そんなに要らないわ」
プニはさらりとかわし、履物を受け取るとさっさと行ってしまった。
つれない、いつものプニに戻ったようだ。
「お前の兄貴へのあてつけだ」
残されたバンウォンはごちた。
残されたバンウォンはごちた。
しかし、履物を大事に抱えたプニの背中に、その声は届かなかった。
(了)
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<あとがき>
殿花殿からプニを救出し、
謝るプニにバンジが優しく言った台詞「何度でも助けてやる」。
吹替ではこれが「100回でも1000回でも助けてやる」という、
妹を大事に思うバンジの気持ちが強く表現されて
「うおー!タンセ兄さんかっけー!」と、萌えまくって浮かんだ話です。
兄妹の絆を見せつけられたバンウォンは
実の兄であるバンジにも多少嫉妬することもあったんじゃないかな~と
謝るプニにバンジが優しく言った台詞「何度でも助けてやる」。
吹替ではこれが「100回でも1000回でも助けてやる」という、
妹を大事に思うバンジの気持ちが強く表現されて
「うおー!タンセ兄さんかっけー!」と、萌えまくって浮かんだ話です。
兄妹の絆を見せつけられたバンウォンは
実の兄であるバンジにも多少嫉妬することもあったんじゃないかな~と